あらすじ
山で遭難したとき、いかにすれば生還できるのか。山を趣味とする人たちが予期せぬアクシデントに見舞われ、絶体絶命の状況に追い込まれたとき、彼らは何を考えどう行動したのか。その結果として力尽きて死んでいく者と九死に一生を得る者との差はどこにあるのか。生きて帰ることのできた者は、どのようにして生をつなぎとめていたのか・・・・・・。
本書は、岩菅山で道に迷って17日間、最後はマヨネーズを食べて命をつないだUさん、厳冬の槍ヶ岳で豪雪に閉じ込められながら8日間を生き延びたNさんなど、ごく一般の登山者たちの生還の記録を丹念に紹介。極限状況を生き抜いた、名もなき人々へのインタビューから浮かび上がる山岳遭難の実態を紹介します。『ピッケルを持ったお巡りさん』をはじめとする山岳遭難関連書の第一人者、羽根田治氏によるルポルタージュ。
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Posted by ブクログ
7名の遭難者の方々の当時の状況・心境、対処法がかなりリアルに書かれています。
ガイドブックに書かれていない、読んでてゾッとする面もありました。
でもその分、頭にイメージがついて「気をつけなければならないポイント」がよくわかりました。
あとは読んだ事をどう活かしていくのか、気をつけなければ!
とりあえず、マッチ持って行きます。
Posted by ブクログ
山での遭難事故のドキュメント。
最近山に興味を持ったばかりなので、
遭難というものがどんなのか。
遭難してしまうということが、
山で死と向き合うことの怖さが、
少しはわかったような気がします。
自分の事のように緊張感を持ちながら一気に読めました。