【感想・ネタバレ】吉原暗黒譚のレビュー

誉田哲也

江戸の吉原で黒い狐面の集団による花魁殺しが頻発。北町奉行所の貧乏同心、今村圭吾は花魁たちを抱える女衒に目をつけ、金で殺しを解決してやるともちかけた。一方、大工の幸助は思いを寄せていた裏長屋の華、おようの異変に気づき過去を調べ始める──。「姫川」シリーズの著者初の時代エンターテインメント。謎あり、恋あり、活劇ありの＜江戸時代版警察小説＞登場！

[ブクログ · ★★★☆☆]

グロくてエグい。
でも、誉田作品と言ったらこういうイメージですよね。
残忍すぎるので、時代小説じゃないと成り立たないでしょうね。
彩音のキャラが好き。
彩音で一冊できそうですね。

[ブクログ · ★★★☆☆]

江戸時代、吉原での花魁連続殺人事件！！

吉原の門番的な現代でいうと閑職？の同心(刑事？)が、連続殺人集団、狐面の正体を暴く！！

吉原の花魁の元締めに、事件を解決する引き換えに金を要求する刑事今村。
相棒は花魁を引退し町娘として暮らす、実は元くノ一の彩音。
欲望と利権と金が飛び交う吉原。

そして江戸の長屋に住む、純恋を守る男女二人。

刑事もの？としては簡単なトリックや筋ですが、江戸の吉原という怪しくも巨大な歓楽街の魅力で面白い読み物になっておりまする～＾＾