【感想・ネタバレ】神に愛されていたのレビュー

あらすじ

「忘れようとしていた痛みが「ここ!」と叫んでいる」
――――作家・町田そのこ(「解説」より)

大ヒット作家・木爾チレンの「伝説の衝撃作」、ついに文庫化!

希望と絶望、羨望と嫉妬……
愛憎渦巻く、狂気の物語。

若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。
しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った。
一体なぜ――。
やがて30年の時が経ち、冴理のもとへ、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。
すると冴理は語り始める。
心の闇に葬った、戦慄のその過去を……。

これは才能を信じて生きた女性作家ふたりの光と影、あるいは愛憎の極致。
魂が震える傑作!

著者渾身の「文庫版あとがき」、作家・町田そのこ氏による「解説」も特別収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もしかしたら人は、愛を受け取ってから、誰かを愛し始めるのかもしれない。-頁60.15行
木爾チレンさんの作品を読むのはこれで2回目である。
1回目の『2人一組になってください』と打って変わり、今回は2人の小説家の人生を紡ぐものだった。

冴理は、天音が神に愛されていると思っていた。

天音は、『神』に愛されていて,冴理が神に愛されていると思っていた。

この本は、どんな世代にも読まれるべきものだろう。
そして、老後のわたしにもぜひ読ませてあげたい。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

執着というものは自分も相手も狂わせてしまうのだと怖くなった、サリは天音に時には助けられ、時には憎み、それはすべて天音の愛だとすると愛とはなんだろうと考えさせられた

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作家としての才能と美貌を持ち合わせ、デビューした東山冴里だったが、白川天音との出会いをきっかけにスランプに陥り、執筆から離れてしまう。
2人の関係や周りの後輩たちから分かるいろんな方向の愛。けど、やがてそれは憎しみや嫉妬にもなりうる事がすごくわかった気がした。
シャープは、、最低だけど、悪気がない感じとか憎めんよな〜(笑)
''二人一組になってください''や''みんな蛍を殺したかった''と大分違う作品で驚いた。
このタイプの方が自分的に好きだった!あとがきにもウルッとした。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

嫉妬なんて感情、正直要らないと思っていた。
他人と比べて絶望するその感情をこの小説は余すことなく読書の私達に教えてくれる。
才能がある。愛されている。不自由なく生きている。「神に愛されているのは自分では無かった」と幾度と絶望しても、その感情を小説にのせて作っていく絵里。崇拝する絵里に殺したいほど憎まれてしまった天音。
光と闇はいつでも表裏一体であり、嫉妬の反対には希望があった。絵里はあのタイトルに載せどんな小説を書いたのか、実際に手に取りたいと思った。

-もしかしたら人は、愛を受け取ってから誰かを愛し始めるかもしれない
-なんだか恐ろしかった。少女から果てしなく遠い場所まだやってきてしまったような
-振り返れば、どんな気持ちで過ごした夜もすべて無駄では無かったと思う、

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2026年03月01日

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