あらすじ
ボーイズバーでバイトをしていた佐野楓雅が“潜入”を命じられた男性限定料理教室。謎めいた女性、小鳥遊りらが講師を務め、元刑事の頑固な爺さん、他人の気持がわからない建築家、気弱な中学生などが通ってくる。さまざまな問題に悩む男たちをクッキングを通じ導く、りら。やがて浮かび上がってきたのは彼女自身の驚くべき過去だった。とびきり美味しくてドラマチック。最高の料理小説!(解説・吉田伸子)
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Posted by ブクログ
初めて読んだ作家さん。昨今流行りの、「料理で人を癒す」系の話かと思いきや全く違った。(要素としてそういうところもあるのだが)料理教室の講師・りらの過去が徐々に明らかになっていくのだが、変にミステリに寄っていないところがよい。解説では「各話それだけで一冊の本になってもおかしくない」とありますが、その通りだと思う。
Posted by ブクログ
主人公のりらの魅力が女の私には理解ができないけど、物語自体は総じてとても良かった。
みんなりらの料理教室を通じて成長して、微笑ましい。
第五話でみながりらを守る様はちょっとうるっときた。繁田よかったなぁ。
個人的には佐野が紫吹と縁を切り、真っ当な道に進んだのが嬉しかった。
Posted by ブクログ
男性向け料理教室の女性講師と男性受講生のお話で、受講生それぞれが抱えている問題を解決しながら、料理教室に潜入されてまで探られている講師の秘密が明かされていきます。
個人的に、面白くなかったわけではないのですが、ウェットな感じがちょっと合わなかったかも。
また、講師が女性で受講生が男性なので、どうしても男女の固定化された役割がベースになり、「男はわかっていない」という話になってしまうのは、ネットでもよく見る流れだなと思ってしまいました。
女性の立場から「そうそう」と言いたくなる気持ちはあるのですが、それだけでは分断を招くだけなので、男性はどう読むのかが気になりました。