あらすじ
2009年刊行の「人工衛星擬人化本」が、電子書籍になりました!
当時のテイストを楽しんでいただくため、基本的な内容はそのままですが、
その後に確認できた事実関係や機器の構造の情報をもとに、ほんのりアップデートしています。
電子書籍版『現代萌衛星図鑑』(第1集)をどうぞよろしくお願いいたします。
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1970年に打ち上げられた「おおすみ」から39年。
日本の人工衛星は、現在では「はやぶさ」「かぐや」によって、国内だけでなく世界中にインパクトをもたらすほどの実績を残しています。
しかしそこに至る道のりは、決して平坦ではありませんでした。
地上の人間たちが叡智を振り絞って不断の努力を重ね、過酷な宇宙で人工衛星たちが任務を全うせんと奮励した結果なのです。
『現代萌衛星図鑑』は、人工衛星を“擬人化”することで、その熱きドラマ・感動の物語を余すところなく表現しました。
本書では、日本が産み育てた7機の人工衛星娘(さてらいこ)を取り上げ、それぞれの活躍を紹介しています。
気象観測衛星「ひまわり」/ハレー彗星探査機「すいせい・さきがけ」/技術試験衛星VII型「きく7号/おりひめ・ひこぼし」/環境観測技術衛星「みどり2」/次世代型無人宇宙実験システム「USERS」/小惑星探査機「はやぶさ」/月周回衛星「かぐや」
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感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
2009年9月18日、宇宙ステーション補給機(HTV)は国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングを成功させた。
ISSの実験モジュール「きぼう」に設置された反射板にレーザーを照射し、その瞬きで位置を確認しながら、花びらが地表に舞い落ちるよりもゆっくりと、そっと優しく近づいていくHTV。その"体"は、ISSの"手"によって優しく抱き寄せられる…。
本書では、このドッキングのノウハウの基礎を作り上げた技術試験衛星「きく7号」、愛称「おりひめ」「ひこぼし」や、小惑星探査機「はやぶさ」、月周回衛星「かぐや」など、現代日本の宇宙開発の象徴たる衛星群が擬人化(=美少女化)されて紹介されている。
イラストは大層可愛らしいのだが、彼女たちに課されるミッションたるや、体育会系も真っ青の凄まじいものである。
個人的なことを言うと、「はやぶさ」の署名キャンペーンや「かぐや」のメッセージキャンペーンにも参加したので、結構、日本の宇宙開発はそこそこ知っているつもりだったけれど、まだまだ知らない苦労話はいっぱいあるんだ、と思わされる本だった。
とはいえ、それほど専門的に詳しく書いてある本でもない。このくらいのレベルでJAXAが小冊子を作って小中学校に配ったら、日本の将来の宇宙開発レベルも底上げされるのではないのかな?予算の問題はあるかもしれないけれど、教育は一朝一夕ではでき上がらないものだからねぇ。