【感想・ネタバレ】機械ぎらい 機械音痴のテクノロジー史のレビュー

あらすじ

モバイルオーダー、オンライン予約、セルフレジ、最新の家電やアプリ・・・・・・効率化のために導入されているはずの最新技術が、操作のしにくさによって人々の効率を悪くしている。なぜ新しい機械やシステムは使いづらいのか? それは、最新技術が「機械が苦手な人たち」=「機械音痴」の存在を念頭においていないからである。メディアの変化に並走してきたライター、ポッドキャスターが、機械音痴たちの歴史をたどり、真に「便利な」技術と社会のあり方を考える。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2026.05.10〜05.16

機械音痴、まさしく私のことだ。
だいたい、マニュアルが読めない。わからないから読むのに、余計、わからなくなる、最悪の書物だ。あれを書いている人って「自分、頭が良いので。」って絶対に思ってるよね。
機械を使う人間側が、機械に使われる。私は、使われるどころか、嫌われている、いや、相手にされてすらいない。
このような書があるってことは、世の中に、私と同様の人がいるってこと。ちょっと、安心。
グレーバー、凄いな。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

畳み掛けるように放たれる事例の数々に読み手として惚れ惚れしながらも、一市民として本当に嫌気が差してくる。巷に氾濫するクソみたいなUIをなぜ黙って受け入れてしまっているのだ、自分は。積極的に「機械ぎらい」になっていくべきなのかも。
○ダグラス・アダムスの法則

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

 機械の進歩は、人間に歓迎をもって迎えられている訳ではなく最初は嫌悪感や恐怖を持たれていた事。その嫌悪感や恐怖は忘れられ、現在の最新技術を作るものが機械に不慣れなもの(機械音痴)を知らず若しくは、無視して個々が自分の思う最適化を推し進めてきた結果が全体に効率悪い社会になっているのを実感できる。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

この新書の元になったのはウェブの集英社新書プラスで連載された『21世紀のテクノフォビア』です。2022年8月から25年6月まで連載の途中で著者の話を聞く機会に恵まれました。その時は、いまや立ち食い蕎麦でさえ券売機のボタンのデザインに翻弄され一番上の季節のおすすめをスルーしてフツーのかき揚げそばにたどり着くのが大変!と嘆息していました。確かにコロナ以降、支払いのバリエーションの増加とともにメニューのオーダーがストレスとなっています。最近の自分の話だと推しがWeb CMに起用された季節限定の商品を食べるために久々にハンバーガーチェーンに通っているのですが久々すぎて注文のシステムがすっかり変わっていてタッチパネルの前で右往左往の日々。本書も『「情弱」だと思われたくない私たち』という章から始まっています。まさにそれな〜ですがあまりにもわからないことが多すぎて開き直って「情弱」キャラを前面に押し出して悲しい限りです。でもこの新書ではテクノロジーの歴史では前向きのベクトルだけではなくラガードたちの抵抗が新しい技術を産んでいることを「知らなかった」事例を次々と紹介してくれながら伝えています。スリーマイル島の事故とアップルのデザインの関係なんて、びっくりです!右往左往ならぬ前後左右に揺れながらテックは進む、ってことだと思います。それにしても著者の領域に捉われない文献取集力はすごい!アカデミズムとはちょっと違う視点のの編集の仕方、満喫しました。しかし「ユーザーインターフェースこそが国の形ある」というラストの視点には考えさせられました。最近、どこでも導入されているスマホでQRコード読み込んでメニューをオーダーする仕組みに最初に出会ったのは日本語話せない方がホールをやっている郊外のガチ中華でした。その時の自分のスマホには日本の労働事情が反映されているような気になりました。さてさてAIは日本にどんな形を与えてくれるのでしょうか?

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

当てはまる!と激しく思うのに全て言語化できない私はまさに機械ぎらい機械音痴。できない人は状況を説明できないんだよね…テクノロジーの歴史より前半のできない人のできない理由を列挙してあるのがよくわかり面白かった、何も解決してないけど…

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2026年04月14日

Posted by ブクログ

かつて機械はハードが主役だった。車はどのメーカーであってもハンドルがあり足元にペダルがある。しかし知的財産を中心とするビジネスに移行した現代では主役はソフトである。各社が独自規格の部品や仕様で製品を作る。最近は車にも独自仕様が増えてきた。

機械に慣れるには操作を反復するのが一番だが独自仕様では各社で勝手が違って慣れにくい。また知的財産のため勝手に修理できない構造になっている。バイクやラジオは使用者自身で修理できるかもしれないがスマホはそうはいかない。カバーを外すのに専用工具が必要、メーカー以外が開けたら保証対象外。

慣れの問題について、スマホのアプリ操作に慣れてきたころ、アップデートという名目の複雑化・改悪が起きるのを常に腹立たしく感じているのだが、その点に言及がなかったのは意外。あるあるだと思ってたので。通信アプリがウォレット機能つけたりニュース見られるようになったり、そんなのこっちは望んでいない。最初はシンプルで使いやすいと思ったソフトが普及するにつれ複雑化していく奇怪さ。炊飯器やエアコンもそう。なんとかモードを選択するボタンが増える。収益や競合他社との差別化なんだろうけど、もっとユーザーに寄り添ってほしい。

効率化を目的としたDXが官僚的なブルシットジョブを生んでいる皮肉な現実はたしかにある。通信技術や移動手段の発達は仕事を増やし、複雑にした。リモートで手軽に会議できるようになって以降、会議が増えたふしもあるように思う。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

自分の研究テーマに近い内容なので興味深く読んだ。
「機械」というより新しいテクノロジーが出てきた際に、ヒトはどのように反応してきたか、過去の歴史に学ぶといったところが中心だった。
技術やテクノロジーの範囲が広く捉えられており、予約必須社会もこの範疇に入れられている。新しいテクノロジーに反発したり、忌み嫌う心理的側面は、一個人というより相互関係として社会的に発生しているのが面白かった。

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2026年05月16日

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