あらすじ
シングルマザーで働き詰めの母に代わって車椅子の弟の面倒を見てきた岡崎成道は、看護師を目指して大学に進学する。40人のクラスに男子はたった5人。覚悟はしていたものの看護業界は女性中心で、講義も実習もトラブル続きだ。自分は必要とされていないのではないか。思い悩む成道は、ある患者の担当になり――。
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Posted by ブクログ
女性ばかりの職場という男性看護師ならではの苦悩や、家族のために家事やケアを背負うヤングケアラーとしての葛藤がリアルに描かれた作品。
それでも挫けずに看護師への道を歩めたのは、同じように理由があって看護師を目指した同級生の仲間たちがいたからこそだと思う。
ラストで青のナースシューズを受け取る展開は、送った本人がもうこの世にはいないという悲しさがある。けれど、その想いは間違いなく成道に届いていて、これからの彼を支える大きな糧になるんだと感じられる、胸に響く物語だった。