あらすじ
「あなた――『視える』んですね?」
北海道・函館。
海風薫る異国情緒溢れる港町に住む大学生・日野桃吾は、祖父の死をきっかけに、美しい女性・館花詠子に出会う。
けれど彼女はアンティークを”愛し過ぎる”人だった。
「私は、何もかもを知り愛したいの」
――たとえそれが”曰く付き”だとしても。
巻き込まれた桃吾は、今日も詠子とともに謎を解いていく。
時には切ないこともあるけれど、古き物に宿った想いに向き合いながら――。
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Posted by ブクログ
おもしろかった。
主人公とヒロイン役がアンティークの謎を解き明かすミステリーと思っていたけれど、どちらかといえばヒューマンドラマ系なのかな?
詠子みたいな人と関わりながら、少し変わった生活を送ってみたいという気持ちが少し出ました。
Posted by ブクログ
アンティークに纏わる何かしらの謎をアンティークに関する膨大な知識を基に紐解いていく話かと想像していたら毛色が違った件。
寧ろホラーに近い。
正しくは、アンティークに憑りついた霊的何かの障りをどうにかするために割と体を張って頑張る話だった。
結構実害が出ているゆえに読んでいて気が気でない。
また最後に少しは和解できるとはいえ、叔母さんの言動が主人公にとっては悪意があって、それもしんどかった。
いや、内情が分かったからと言って好きになれるかはまた別問題なんだが……息子はいい子なのに。
詠子さんもなかなかに個性が強い。
全然立ち止まってくれない人なので、これも読んでいてしんどい。
少しは人の話を聞いてくれとは思った。
よく彼女のことを突き放さなかったよ主人公……きみは偉い。
ともかく、予想と違った作風、濃いキャラに胃もたれ気味という不思議な感覚だった。
おかしい、アンティークをじっくり味わう筈だったのに。
アンティークの知識は確かに凄かったんですけども。
無性に「くま弁」の世界が恋しくなりました。