あらすじ
死を正面から見つめると、生を楽しもうという気持ちが生まれてくる
老い方は人によって大きな違いがあります。朗らかに穏やかに老いていく人と、不機嫌につらそうに老いていく人がいるからです。
自分のペースで好きなこと、やりたいことを毎日のんびりと続けながら老いていくのが、「楽な老い方」。老いの延長に死が待っているとしても、死ぬ瞬間まで幸福感に満たされているなら死は決して不幸なゴールではありません。
「まだ死にたくない」と思えば死はつらいだけ。死を怖がるより、今を生きることに専心すれば、あなたのこれからの人生は確実に充実します。
プロローグ 「死ぬのも楽しみ」と思えれば、残りの人生は充実する
第1章 生きているときに「生」を楽しみ尽くす生き方
第2章 精神科医が考える楽な老い方、つらい老い方
第3章 「死は人生最後の大旅行」そう考えると、老いは快適になる
第4章 人生の旬は高齢期、心地よく老いに向き合う方法
第5章 死が近い高齢期こそ、いい思い出を積み重ねていく時期
第6章 死を穏やかに、安らいで受け容れるために
エピローグ 生きている時間を味わい尽くすと、死は「ただごと」になる
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人は必ず死ぬ。死ぬまでの命と割り切って残された毎日を楽しんだほうが死を恐れずに済む。
一日1日を幸せに過ごして、そのゴールが死と考えれば楽しみの終着点が死ということになる。
だから大事なのは、生きている間は生を楽しみ尽くすこと。これが本質。
長く生きるよりQOLを優先させろ。
やりたいことは中途半端になってもいいから、やれ。幸せなままで人生を締めくくれ。
やりたいことができれば普通に老いて、穏やかな気持ちのまま死ぬことができる。
ほとんどの人は眠るように、というか眠ったまま起きてこないという形で死んでいく。高齢の人ほどそういう最期を迎える。苦しんだり、死に抗うような死に方はめったにない。高齢になって迎える死のほとんどは目の覚めない眠りにつくのと同じ。
キリスト教やイスラム教は死後の世界を信じている。死は生の世界から死後の世界に行く中間点(通り抜ける地点)という考え方。だから生の世界での生き方によって、死後の世界で幸せになれなかったりすると考える。死ねば何もかもなくなってしまうという日本人の絶対的恐怖感からすれば、はるかにリラックスしか感覚を生み出している。それがわかりやすく現れたのがコロナ禍の時。
Posted by ブクログ
感想ではなく個人的まとめです
〇横尾忠則の発言
「自分は実はもう死んでいて、今は死後の世界を生きているのかもしれない」
〇私たちは苦労するために生きているわけではない
〇自分の人生を楽しみ尽くした人ほど満足感に包まれて死んでいく
〇尊厳死
人間の尊厳を守るために死を選ぶというのであれば、あくまでも本人の意思でなければならない。本人の意識がはっきりしている時に書面なりに残しておく必要がある
自由を奪われてまで生きることにしがみつきたくはない。いっさいの自由を奪われた時でも死ぬ自由だけは失いたくない
〇キリスト教の国もイスラム教国も死後の世界を信じている
〇マスク
ヨーロッパ人は他人と話す時、その口元を見て会話するという習慣があるからマスクに違和感を持った
〇医学は進歩していない。食料事情が良くなっただけ
〇癌が見つかって病院を選ぶとき、この病院の方が楽そうだという観点から選んでみる 体の負担が少ない治療法を実践している病院
〇医者の治療方針に納得できない時、一番簡単な拒否の方法はその病院に行かないこと
〇QOL を大切にする人ほど死に対して強い 嫌悪感を持たなくなる
樹木希林は癌に放射線治療を選んだ。彼女がこだわったのは生活の質
〇検査の数値にそもそも正常な値とされるものに根拠はない
〇70代になったらもう主義とか信条は邪魔。捨ててしまおう
〇日本人の健康寿命の平均は 女性が75で男性が72
〇日本人はなぜか自由を制限されることに鈍感
〇アメリカではスピード違反での高額の罰金があるが、違反点数は課せられない
〇伊能忠敬
コツコツと日本中の海岸線を歩き続ける日々に満ち足りていたのでしょう
地図は完成しなかったが、生きている間自分が楽しいこと好きなことだけやり続け 毎日が幸福感に満たされて過ごした方が良い
〇楽しい思い出は残っても、嫌な思い出は薄れて行くのが高齢者の強み
〇同世代だけの付き合いでは、みんなが同時に年を取っていく。
77歳ともなれば1人2人と欠けて行き、体が不自由になる人も出てくる。だから自分の老いに気づかされ、老いだけを見つめてしまいがち
〇死ねば 皆いい人
死んでからの評価というものは、ほとんどの人が生きているところ時より高くなる
〇高齢者の過ごし方は、いい思い出を作ること。
・人に頼る気持ちが老いを楽しくする
・人に頼ることを恥としない気持ちが大事
・人に頼るとか助けてもらうというのは周囲の人とつながっていること
・人と会った時。これが最後になったとしてもいい思い出になるだろう。と考えれば楽しくなる
〇70代の後半ともなればそこまで元気で生きていただけでも随分と良好なこと
以上