【感想・ネタバレ】極楽にはまだ早い 一のレビュー

あらすじ

時は江戸――処刑人が「穢れ」の職とされた時代。町民に忌避されながらも、斬首の執行を務めとして生きる雪成。
彼は決して見せなかった。人を手にかける迷いも、苦しみも、そして孤独も。

前作『ことり文書』から一転、天野実樹の新境地! 罪人と遺族、役人、火消しや医者、長屋の大家と店子衆……江戸の町に暮らす人々の“生と死”を鮮烈に描く連作シリーズ、第一巻。

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感情タグBEST3

購入済み

泣ける

1話読み切り。死刑執行人のお話し。
江戸の雰囲気が良く出ていて、絵が上手くて見やすい。
なにより、どのお話しもジーンとくる。

#泣ける #切ない #感動する

1
2025年12月20日

匿名

ネタバレ 購入済み

切なくて美しい

主人公は凄腕の首斬り役人。
お役目で罪人の首を切らなければならないが、その仕事柄、町の人からは忌み嫌われている。
それでも誇りを持って孤高にお役目をまっとうする姿と、本来はもっと親しみやすく繊細な人柄が垣間見えてギャップにぐっときます

物語は一話完結で淡々と進みます。
もっとそれぞれのキャラクターの背景が見たい気もするけど、読んでしまうと処刑シーンが辛くなるな、、と思って、もしかしたら、あえて主人公と同じくらいの情報量になるよう、読み手側も調節されてるのかなと思いました。
話が進むにつれ主人公の人間らしい表情や葛藤が垣間見えて引き込まれます。

絵もとても素晴らしく、小物や背景の正確なデッサンや描き込み、江戸の町人たちひとりひとりの表情の変化などが、より主人公を含めたキャラクター達の魅力を惹き立ててます。

#切ない #深い

0
2025年12月23日

購入済み

これは…!! まず画力の素晴らしさに目を奪われました。

繊細な筆致と迫力ある場面の対比も鮮やか、
江戸の町の景色、賑わいが聞こえるよう。
お着物や刀の質感、細部の拵えまで手に取れるようです…!

主人公は咎人の首討ち役、藤田雪成。
第一話当初の人を寄せ付けない風情から、その苦悩と諦観を含む内面が滲む後半の表情の変化にハラハラしたりほっとしたり。

第二話の大家さんの歳を重ねた風情と鬼気迫る存在感が好きー
明朗な誠士郎は…危険な仕事なんだからくれぐれも気をつけて、安全第一で!とお願いしたい…無理そうだけど!

#切ない #感動する #深い

0
2025年12月21日

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