【感想・ネタバレ】TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABORのレビュー

あらすじ

謎の不明機が横浜ベイブリッジを爆破! 当初、テロかと思われたが、自衛隊の一部のクーデターという疑惑が持ちあがり、警視庁は全国の自衛隊基地を警備という名の下に監視を行った。時同じくして、特車二課隊長の後藤に陸幕調査部別室を名乗る男が現れ、ベイブリッジ爆撃の映像を収めたビデオテープを見せ、協力を要請してきた。自衛隊と警視庁の一触即発状態のなか、さらに不明機が首都を目指して飛行する。劇場版『パトレイバー2』を押井守監督自ら書き起こした処女小説、ここに<完全版>登場!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あとがきでいろいろのたまってるので、劇場版P2の不評な点についてはある程度耳に届いてると覚える。
その上で、この結末。読者に委ねるという手を使った。後悔はあるが反省はしていない、ということだ。

序盤、1/3ほどはおすすめできる面白さがある。
しかし、テロリスト無双になりはじめてから失速する。結末は正義戦隊特車二課の面々がヒーローポイントやらLUCやら振りまくってヒロイン南雲しのぶの花道を作ったという印象しか残らない。それで辿り着くのは濁した結末。
褒めるのは難しい。

2026年初頭、YoutubeでP1、P2が期間限定で公開された。それを機にXと名乗るTwitterは大盛りあがり、P2の小説版では旧第二小隊はいきなり参集するのではなく、事前に後藤が同窓会的なことをやってネゴっていた、というようなポストを見かけた。
あるいはそれで感想は変わるかなと考えて読むことにしたが、そのポストは嘘だった。少なくとも記憶違いである。同窓会を呼びかけたのは進士だし、忙殺されたか後藤は顔を見せない。会が催された理由も明らかではない。進士の昇進報告か娘誕生の報告か。うがってみれば、世相が怪しくなってきたので正義戦隊特車二課の方針を探るハラだったのかとも思える。
さておき、うろ覚えのことを賢しげに言うものではないと強く自戒する。

P1はフェバリットパトレイバー作品だったが、2025年、久々に視聴して、色褪せたことを知った。ほぼ同率一位であった『二課の一番長い日』がトップに躍り出たことになる。2025年に再視聴してもなお最も嫌いなパトレイバーであり続けているのはP2である。
なぜこんなにも嫌いなのか、理由はひとつしかない。南雲しのぶである。

南雲しのぶの、ぽっと出の昔の男。ああいう話であっても良い。ただし、前触れがあれば、だ。さんざん語られた挙げ句、余白につけこんだような後付が気に食わない。熊耳武緒とリチャード・王に嫉妬したのか。絵描き3:物書き2という構図からの逆襲か。押井守の末っ子気質爆発と言って良い。
ヘッドギアのメンバーのうち三名は事後報告だったこともあり抗議したというし、南雲しのぶの担当声優は憤りを隠せなかったというエピソードもある。
スポンサーから終わらせろという指令はあったようだが、破壊せよと捉えたのは悪意であろう。

パトレイバーの世界を永遠の午後として作ったのは押井守である。映像版『うる星やつら』にも似た、漫画版『パトレイバー』にもないテイストだ。それを象徴するのが個人的には『二課の一番長い日』だった。それゆえに終わらせる権利があると考えたのだろうか。長く付き合ったファンへの裏切りとは考えなかったのだろうか。

読むことが出来たのはハードカバー版。なので、押井守がノーブルと言い切った末弥純画のカバーイラストはない。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

パト2の娯楽的に面白い部分をそのままに、政治・軍隊論と二課の話を増やしたような構成。全体的にキャラクターの性格がハッキリしているように思った。(荒川は相当嫌な奴になっているし、南雲さんはより一途に、カミソリ後藤の切れ味も強調されていると思う。)
ただ、文庫から単行本化しているのに明らかな誤字(*反*自動)が残ってる(6刷)なのは本としてどうなんだ、という感じ。

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2023年10月28日

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