【感想・ネタバレ】空想の海のレビュー

あらすじ

“読む楽しさ”がぎゅっと詰まったカラフルな11の物語。奇想と探究の物語作家、デビュー10周年記念作品集。植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。言葉が通じず、わかりあえず、でも同じ家で生きざるを得ない彼らに、ある事件が起きて――(「緑の子どもたち」)。大地に突如として小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇ってゆく“土塊昇天現象”。その現象をめぐる哲学者・物理学者・天文学者たちの戦いの記録と到達(「空へ昇る」)など。ミステリ、児童文学、幻想ホラー、掌編小説……書き下ろし『この本を盗む者は』スピンオフ短編を含む、珠玉の全11編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

いろんな味わいで彩り豊かなドロップスみたいな(それより少しダークでビターな)物語がぎゅっと詰まった作品集。
SF、幻想ホラー、児童文学、戦争の話、ミステリ…『この本を盗む者は』スピンオフ短編も。「イースターエッグ」のお話が優しい気持ちになれて好きだったな。

0
2026年02月21日

Posted by ブクログ

海/髪を編む/空へ昇る/耳に残るは/贈り物/プール/御倉館に収蔵された12のマイクロノベル/イースター・エッグに惑う春/カドクラさん/本泥棒を呪う者は/緑の子どもたち

深緑野分さんの頭と心から生まれたお話たち
素材も味も風味もいろいろで、残り香も違う

美味しいお茶で一服しようか

0
2026年02月07日

Posted by ブクログ

音楽アルバムみたいな一冊。

「海」は、まるでインストゥルメンタル。
もちろん、本だから文字はあるのだけど。
静かに、広く、海に漂う人を想う。

個人的には「耳に残るは」が一番好きだった。
「聴く」ということを巡るミステリー。
声や音色、聴き覚えのある「それ」に、立ち止まる。
今流れているものと、思い出す記憶が重なる、どっちにもなりきれない自分が立ち尽くしてしまう、不思議。

深緑野分の選ぶ言葉は、懐かしい文学を纏っているように思う。
しっかりとした物語が始まることに、いつもどこか安心に近い気持ちがある。

0
2026年01月31日

「小説」ランキング