あらすじ
全盲の依頼人
聞こえない証人
失語症の少女
前代未聞の裁判で超絶どんでん返しがドカン!
『同姓同名』『逆転正義』驚天動地のトリックを連発する著者の衝撃ミステリー!
後天的な障害を抱える人々の支援をするNPO『天使の箱庭』の施設長が殺された。殺人の容疑者は全盲の入所者・美波優月。だが美波は、深夜に施設長に呼び出されて襲われたが殺してはいない、と主張している。弁護依頼を受けた刑事弁護人の竜ヶ崎恭介は絶対不利な状況のなか、真相解明のために奔走する。検察側証人は耳が聞こえず、弁護側からは喋れない少女が出廷。竜ヶ崎は無罪判決を勝ち取れるのか。法廷に待ち受ける奇跡の結末は!?
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Posted by ブクログ
全盲の容疑者の無実を証明するリーガルミステリー。検察側に聴覚障害の証人、弁護側に失語症の少女、これだけ揃えばおそらく無実なのだろう…とミステリー好きなら誰でも思う登場人物ばっかり!
でも、読んでて思い込みで補完してしまった部分もあり話が明らかになるにつれて「あっ…えっ…まじで?!」の連続でした。
確かに聴こえてなければ口パクでもそれを読み取ってしまうし、幼い子どもが教わった手話の正誤なんて分かるわけがないし。
いかに自分が相手の立場に立って物事を考えずに読み進めていたか、ということが分かりました。
めっちゃ面白かった!
Posted by ブクログ
被告人が犯人ではないという前提に立てば、真犯人にはある程度簡単に辿り着けるし、「襲われた」という点も含めケースセオリーの構築も難しいものではない。しかし、口パクや入れ替わりについては、気づくためのヒントがありつつ巧妙にカムフラージュされており、明かされた時には驚きと悔しさを覚えた。
検察官と弁護人の関係性や「善意の第三者」という言葉の使い方等気になる点もなくはない。また、今回のようなトリックに警察・検察が気づかずに公判までたどり着いてしまうというのも些か現実味を欠く。
とは言え、物語としては非常に読みやすく、結論の納得感もある。また公判廷での尋問に関する描写はリアルで、筆者が刑事弁護についてしっかりと勉強したことが伺われた。
Posted by ブクログ
はじめの事件現場で、だいたいは読めていたが、最後の2発はわからなかった。でも、ミステリーでここまで読めたのは初めてか、まぁ久しぶりかも!
ただ、ストーリー以上に言葉の面白さと検察官と弁護人の賢さに興味惹かれた。同じことの説明でも、どんな印象を与えたいのかでどう問いかけて説明させるか、どの言葉を繰り返し使うか、心証を勝ち取るための工夫がすごい。ただ、依頼者の意に沿って情報を集めたり、誰もが納得しやすいストーリーを考えるだけでなく、それをどう見せるのかを含めて、こんなことまで考えているんだ!って驚き。ミステリーの謎解き部分より、個人的に裁判所でのやり取りが面白かった!!最後、ちゃんと報われるような終わり方でよかった。話の中だけじゃなくて、現実世界もそうであってほしい。
Posted by ブクログ
まさかの展開。双子の入れ替わり…。それまでの下村さんらしい法廷での緻密な丁々発止のやりとりに引き込まれていたら。最初から一点だけ引っかかっていた、呼び出されたからといって深夜、一人でノコノコ行くわけないも、なら腑に落ちた。
Posted by ブクログ
何かあると思って注意深く読んでいたつもりだったけど、騙されたー!
これはこうかな?と予想しながら読んだ事がどれも違って爽快!
丁寧に法廷劇を描いてるので、そーゆー反論なのねとわかりやすく読みやすくて飽きさせない。
にしてしても、なんて施設だったんだろう。
実際に不正をしている施設はとても多いんだろうな。
Posted by ブクログ
明らかに悪いことしそうな人たちが
そういう描写をされていて分かりやすい。
それをどう明らかにするのかが気になって読み進めた。
あー、なるほどってくらいで
ドカン!ってほどでは……
Posted by ブクログ
殺害現場にいたのは全盲の女性。状況は彼女以外犯人と考えられない。しかし彼女は殺していないと。
そこからの彼女を信じて弁護をするための調査や心情などが興味深かったです。リーガルミステリーは面白い。絶対不利な状況や証拠、証言を覆していく様は読んでて唸りました。