あらすじ
それはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。
壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、モロッコのシャフシャウエン。二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。(「ジブラルタルで会えたら」)長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。胸を突かれるように美しい氷河湖や、屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、胸にある思いが湧きあがる……。(「オーロラが見られなくても」)
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Posted by ブクログ
世界の料理が美味しそうで、どれも食べた事ないから食べてみたい!
色々な思いを抱えた人達が料理と出会い、前へ向いて歩いていく姿に元気を貰えました。
お気に入りは表題作の「オーロラが見れなくても」
大学を中退させられ、祖母の介護をずっとやらされてきた佳奈。祖母が亡くなり、父が亡くなり、ようやく一人になった。兄はいるが、全く介護に手を貸してくれず全て佳奈に丸投げ。
そんな時、テレビでみた美しい瀧を見るためにアイスランドへと赴く…
偶然出会った舞台女優・秋月千尋と過ごすうちに、アイスランドでの過ごした時間がキラキラと輝いている様に思えた。千尋の兄と遺産が半分と言う件は私もそう思います。多めに貰って今後の生活に潤いがある事を願っています。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
この旅は、わたしたちへのご褒美なのだ
それはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。
壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、モロッコのシャフシャウエン。二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。グラスにあふれんばかりの生のミントと熱くて甘い緑茶を注いだミントティーや、帽子のような鍋に入ったレモンとチキンのタジン。初めての景色と料理に出会った岬に、予想外の事態が起こり……。(「ジブラルタルで会えたら」)長年の介護が突然終わった佳奈は、アイスランドを訪れた。胸を突かれるように美しい氷河湖や、屋台で買って頬張る熱々の“全部のっけ”のホットドッグ。輝かしい未来なんて想像もできなかった佳奈だけれど、胸にある思いが湧きあがる……。
【個人的な感想】
行ったことのない国の食べ物なのに、近藤史恵さんの文章を読むと、とても魅力的で食べてみたい!と思う食べ物が多かった!
海外旅行欲が高まった!
最後のマイナス十二度のアイスキャンデーの話がずん、、、と心に残った。
4年付き合った彼が不合意わいせつで民事訴訟を起こされる話。彼のあまりに反省していない態度にびっくり。彼女も傷つき仕事を辞めるが、自分も被害者の彼女からしたら加害者である。ということに苦しむシーンが私も苦しかった。