【感想・ネタバレ】さよならの保険金のレビュー

あらすじ

就活の最終面接の日、青森で漁師をしている父の船が遭難したという連絡が入った。家族と就職先を一度に失った桐ケ谷麻海は、東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込むことに。
居候としてなにか仕事をさせてほしいという麻海に、響介がかけた言葉は「掃除も洗濯も料理も別にやらなくていいから、俺の仕事をちょっと手伝って」。
響介の職業は、保険調査員。保険会社から依頼を受け、保険金を支払うにあたって不正や問題点がないか調べる仕事だ。
麻海は見習い調査員として詐欺が疑われる事案の調査をするなかで、生と死、お金にまつわる様々な家族の思いにふれていく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

漁師の父が行方不明になった。途方に暮れていると、保険調査員の叔父が現れ、なりゆきでその手伝いをする事になり…

保険調査の8割が黒ってのが嫌な響きですね。叔父の様に淡々と仕事をするには優しすぎる麻海だったけど、父の死を受け入れられない心の闇を見つけてくれた、元調査対象の沙優の存在に救われた部分あった気がします。

生命保険が唯一他人に掛ける保険と言う言葉が重かったです。

続編希望です。

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2026年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

父親の死(行方不明)から始まる物語。
暗く暗く、どん底のような場面から始まってもおかしくない。しかし切なさは残しつつも、叔父と甥のコンビは比較的ふつう、どちらかといえば、前向きな日々を過ごしていく。

人が亡くなる物語(ミステリーとホラー以外)って、かなり悲しみの場面が多く、悲しみにどう対処したか、そこからどう立ち直っていったのかが多いと思います。
けれど現実には、たしかに悲しみに浸る時もあるけれど、それ以外の感情がないかというとそんなことはない。優しくされたら嬉しいし、驚くようなことがあればもちろん驚くこともあると思うのです。その中で、やはり死と向き合う時間がある。悲しくもなる。
そんな人間のいろいろな感情が、すごく物語に描かれているように感じました。

暗く悲しみに浸り続けるような作品がダメというわけではもちろんないです。ただ、このいろいろな感情があることがすごく人間らしいく、読んでいて心に響きました。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

額賀作品 2作目

船乗りの父が海で行方不明になった。
主人公の桐ケ谷麻海は東京の大学に通い 就活の最終面接の日に父の遭難を知った
父が発見されないまま 就職も決まらず 卒業となった麻海は
保険調査員の叔父 母の弟 響介の家に居候することになる
同居の条件は「仕事を手伝うこと」
保険会社からの依頼で 保険金申請が正当に支払われるものか否かを調査するのだ
保険の対象者につい肩入れをしてしまう麻海と仕事に対して冷静に調査し対応していく叔父&甥コンビの事件簿

海外旅行の携帯品紛失、事故の後遺症、介護者の事故死、自損事故などなど
多岐にわたる保険の申請が行われ 凸凹ながらもいい相棒具合で話が進んでいく

どこかで聞いたことがあるような保険金問題がテンポよく謎解きされ 
真相に近づいていく展開はおもしろい。
深夜枠の30分ドラマになりそうな感じだ
(グッタリするほどの推理サスペンスが好きな方は ちょっと物足りないかも)

1章ずつ話が完結するので 通勤通学におすすめの1冊ですよ

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/11/28 20
大学生の桐ケ谷麻海は就職の最終面接前に父が海難事故にあい叔父・響介の勤務先である保険調査会社で働き始める。闇バイト的な小銭稼ぎ感覚で詐欺だと認識せず甘い汁を吸う、案外普通の人でも陥りそうな印象を受けた。アジャスターは事故車の調査だけではない、感情労働にしてしまうと続けられない仕事だな。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

漁船の転覆により父が行方不明になった、主人公・麻海。 保険調査員の叔父の仕事を手伝い、働くことになる。保険金の請求の正当性を明らかにしていく。率直にあまり面白く感じられなかった。謎解きのロジックが淡泊、真相に至るまでの緊張感が持続しないので、カタルシスが薄い。「あっ、そう来たか!」という快感より、「そういう話ね…」で終わってしまう。「保険」「老い」「死」「家族」と、重くて面白くなり得る素材なのに、ヒューマンドラマとして感情の掘り下げるまでに至らなかった。若干、どちらつかずで、刺さらない印象でした。③

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2025年12月20日

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