あらすじ
離島「子泣き島」で暮らす小学生の拓海は、家の手伝いで釣りに出かけたところ、
同級生・涼子の飼い猫が海に転落したのを目撃する。
防波堤にいた、親友・風太の父である亮平に助けを求めるも、
台風一過の海に飛び込んだ彼は帰らぬ人となってしまう。
成長した拓海は島を出て働いていたが、忘れもしない、あの風太と「偶然」にも再会し……。
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Posted by ブクログ
久しぶりにここまで読み終わって寂しくなる作品に出会った
メチャクチャ面白かった
3人の幼馴染が、大人になってから、それぞれの家族の事情に振り回されながらも心で繋がり続けているところが、胸が痛くなるくらい素敵だと感じた
舞台は小さな離島だ
子供は1学年に数人しかいない
3人の幼馴染もまさに同級生全員だった
そこに男同士の友情や、恋愛も絡む
小さな島では、風通しもよくみんなが見守ってくれるという良い面もあるが、悪い噂もあっという間に広まるという悪い面もある
この幼馴染たちの葛藤が自分の子供時代に重なる
私も離島の出身だからだ
島に帰ったら近隣の人で自分のことを知らない人はほとんどいない
そんな環境だ
みんな名字ではなくて下の名前で呼んでくる
そんな環境はやはり故郷でしか味わえないだろう
もう10年以上島に帰っていないが、帰ってみようかと思わせてくれる作品だった
Posted by ブクログ
衝撃の事件で始まったこの物語にグイグイ引き込まれてしまいました。
大事な局面で嘘をついてしまった拓海はずっと苦しみ続ける。その苦しみを思うと私まで苦しくなってくる。
でも、それを大人になってから親友が救ってくれる。
なかなかできることじゃない。
本当に清々しい話し。
それにしても、『風太』いい奴だなぁ。
拓海には苦しんだ分、幸せになってほしいな。
また違う物語りで拓海の幸せな姿がみられるといいな。
(Word )
・自分の神様は自分だって信じられたらさ、この先なんでも出来ちゃいそうで、心がすごく自由になる気がしない?
・この苦しみもいつかは終わる…そう思うことと同じくらい、この幸せもいつかは終わるってことを意識しないと駄目だよ。じゃないと、わたしたちが一緒に過ごしてる「今この瞬間の幸せ」をちゃんと味わわないまま時間だけが過ぎ去っちゃう