【感想・ネタバレ】孤独な小鳥は獅子の庭で愛を知る【電子特別版】のレビュー

あらすじ

先代当主の不義の子であったために侯爵家で使用人として虐げられてきたイリスは、『祈りの口笛』という動物に愛される秘密の能力で近衛騎士アーネヴァルトの馬の暴走を止めたことが縁で、王城で働くことに。王城には王家が秘密裏に護ってきた神獣の獅子たちがおり、イリスはその世話係に抜擢される。侯爵家での扱いが嘘のようにアーネヴァルトに優しくされ、温かい感情がイリスに生まれるが、アーネヴァルトの見合いの噂を聞き、イリスは身分違いの恋心に蓋をしようとして…?

【電子特別版】明日崎真白先生の書き下ろしショートストーリー「白薔薇の君」を電子版だけに特別収録!

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王道の不憫受け

歳の離れた異母兄に虐待される不憫で健気な主人公イリスとスパダリな近衛騎士アーネヴァルトの恋物語。
アーネヴァルトとの身分差や同性であることから、やっと気付いた恋心に蓋をしようとするイリスは本当に健気です。
王道の不憫受け作品でほぼ予想通りの展開ですが、最後に明かされるイリスと異母兄の『真実』はちょっぴり予想外で唸らされました。

『獅子の庭』の存在に王族の異能、そしてイリスの異能がなかなかのファンタジー設定。かなり壮大な物語を期待しましたが獅子たちの活躍の場がなく、単なるマスコット扱いだったのが残念。

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2025年08月31日

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