【感想・ネタバレ】羊殺しの巫女たちのレビュー

あらすじ

「十二年後、次の祭りの日に、ここでまた集まろうよ。みんなで」
山に囲まれた早蕨部村で12歳を迎える6人の少女たちは、未年にのみ行われる祭りの巫女に任命される。それは繁栄と災厄をもたらす「おひつじ様」を迎えるため、村の有力者たちが代々守ってきた慣習だった。祭りの日、彼女たちは慣習に隠された本当の意味を知る――。そして12年後、24歳になった彼女たちは、村の習わしを壊すというかつての約束を果たすため、村に集う。脈々と受け継がれた村の恐るべき慣習と、少女たちの運命が交錯する中、山で異様な死体が発見される。
あなたは、真実に気づくことができるか。衝撃のホラーミステリが幕を開ける!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

怪しい風習の残る閉鎖的な村⋯いい雰囲気ですね~。
まずこの手の展開では、全て何かトリックがあるものなのか、人知を超えた何かがアリな世界観なのかの見極めが必要。
今回は前者だろうと読み進めたのだが、終盤でさすがに後者じゃないと成立しないと思い始め、ならば犯人は⋯と当たりはついたが、中身が変わっていたとは。
当然2つの時系列が並行する展開では、同一人物と誤認させるのは定番の叙述トリックだが、語り手で誤認させるパターンを使っていたか⋯。
時折違和感を感じつつ、そこまで考えが至らず悔しい。
読み返すとキレイに伏線は張られていて感動。
Anotherのオマージュかな?というくらい寄せてきてる(美咲ちゃんも出てくるし⋯)。

こういう陰鬱というかドロドロした作品も書くのだなと著者のこれまでと違った一面を見た気がする。
元凶たる「ひつじ」に少し同情してしまう気持ちもあり、やり切れなさも残る。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

壮大な物語だった。
"おひつじ様"が実は身近に紛れ込んでいたなんて!
ずっと違和感があったけど、祥子の記憶やみんなとの思い出もあったからあまり深くは考えずに読んじゃったよ…。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み応えたっぷりでした。羊というキーワードが最初から示されていたことに気がつかず、驚きと悲しみの感情が押し寄せました。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

妖が出てくる類のファンタジーホラー。
と言っても怖さと言うより、切なさが勝る、胸に迫るお話だった。

12歳の6人の少女たちが巫女として参加する12年に一回行われる村の祭りのおぞましい正体に気づき、それをなんとか終わらせようとする12年前と現在のお話が並行して語られる。

途中から”羊”の正体はなんとなく分かる、と言うか最初から明かされていると言えばいるのだけど、それでもラストに向けてどんどん胸がきゅうと高鳴っていくのがすごく良かった。

驚いたのは、いつもの作者の語りとは全然異なっている事。
いつも見せる作者特有の笑いの要素はほとんど感じられず、シリアスの雰囲気をずっと保っていた。
けれど、物語ラストの残酷な中に一筋の希望のさす切なさは、やっぱり作者の物語だと納得できる。
ある意味作者の新境地な、そんなお話。

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

衝撃は薄かった印象。
前半は慣れない言葉に読みづらさは感じたが、後半はそれなりスルスルと読めた

結末はそうするのが一番綺麗だよなってとこにハマって、うん。想像通りって感じだったけど、最後の終わり方は好きだった

テンポが悪く結末まで感じてしまった

ただ、伏線の貼り方は凄く上手いなって印象の本

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2026年05月10日

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ネタバレ

読み応えあり。anotherを思い出す。祥子の名付けの意味に気づけなかったのが悔しい。杉井さん作品は油断しちゃいけないな。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ


物語の中で「7人」であることを示す伏線が随所に散りばめられており、それに気づきながら読むのが面白かったです。特に、祥子が羊に入れ替わっているという展開が印象的でした。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

早蕨部村で、未年にのみ行われる祭り。その巫女に任命された未年生まれの6人の少女たち(鶲沼(ヒタキヌマ)伊知華、祥子、千木良(チギラ)美咲、漆原健瑠(タケル)、黒沢梢恵、奈村夏帆)は、祭りの日、慣習に隠された本当の意味を知り、反抗を決意する。その後伊知華は村外に出る。
それから12年後。6人は、生き残った羊がいるか確認し、いるならば決着をつけるために再び集まる。

ホラー×ミステリ。
過去は1人多く、今は1人少ないことがキーになる。
6人とも強く優しい。なかでも伊知華の優秀さが際立っている。これも美しいシスターフッドものだ。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.5
anotherを先に読んでいなければ気づかなかった伏線と展開。最初期に気づいてしまったので「わたし」語りがもうなんともそっち目線で読めてしまい、恐怖は全く感じない。むしろ、胸が苦しい。
パピコ的なものを二人で分けて食べるのに、律子さんが奇数だと可哀想だからと4つ目を買うところで確信。伏線はとても堂々と張ってあるので、叙述で絡め取られることもなく、見切った、とある種の達成感も味わえた。
穢れについて引っかかるのは純潔守るだけでいいのかということ。生理が始まるのはノーカウントなのか…。12歳の無垢な少女が巫女というのは儚さが滲み出ていて演出上功を奏すが、生理をもって大人の女性になるのではというもやもやも個人的には残る。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんとなく途中から最後が予想できたが、最後の最後で座敷童子で済まされて少し残念だった
ただ文章は読みやすくスイスイと読ませてもらった

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2025年11月03日

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