あらすじ
デュオ「かにたま」を結成しメジャーデビューを目指していたキョウスケは、デビュー目前にして、相方のカイを事故で失ってしまう。事故から3年。カイを忘れられず、音楽から距離を置き日々を無気力に生きていたキョウスケの元にとある人物が現れる。それは、亡くなったはずのカイだった――。忘れたくない音と想い出を抱きしめる、痛切な音楽×青春小説が杉基イクラの手でコミック化。
※本作は「【電子版】ヤングエース 2026年7月号」に掲載された内容を加筆修正したものになります。重複購入にご注意ください。
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先が読めそうで読めない
高校時代に事故死した友人カイが大人になったキョウスケのところに幽霊となって現れる。
読み手としては「こうなるんだろうな」というぼんやりした着地点を想定して読んでますが、この話は一筋縄ではいかないようです。
大人になれば様々なことを妥協しないとやっていけないと否応なしに学んでいるキョウスケ。そしてライバルバンドのリーダーだったタケシ。
一方カイは高校生のまま時が止まっているので彼らの妥協が理解できない。
世知辛い世の中と、熱い情熱がうまく融合してジクジクした感情を生み出します。
先が読めそうで読めない。
出てくる人たちみんなが納得できるラストになって欲しいけど、うまく着地できるのかなぁ。
うまく着地できなくてもそれも人生だから良いのかなあ。
と色々考えながら読んでいます。
自分のやりたい音楽は受けなくて、流行りの音楽に合わせた曲は悲しいくらいヒットする。
今大物と言われるミュージシャンたちがよく語っています。最初のヒットを黒歴史だと。
でもその中で実力をつけて、ちゃんと今はやりたい音楽をやってる。そんなふうなミュージシャンになって欲しいなと願います