【感想・ネタバレ】過疎ビジネスのレビュー

あらすじ

福島県のある町で、「企業版ふるさと納税」を財源に不可解な事業が始まろうとしていた。著者の取材から浮かび上がったのは、過疎にあえぐ小さな自治体に近づき公金を食い物にする「過疎ビジネス」と、地域の重要施策を企業に丸投げし、問題が発生すると責任逃れに終始する「限界役場」の実態だった。福島県国見町、宮城県亘理町、北海道むかわ町などへの取材をもとに、著者は「地方創生」の現実を突きつけていく。本書は「新聞労連ジャーナリズム大賞」受賞の河北新報の調査報道をもとに、さらなる追加取材によって新たに構成、「コンサル栄えて、国滅ぶ」実態を暴く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

経験上、偉そうにしているコンサルに限って実が伴っていない。
今回の生地はベンチャー企業のコンサルとのことだが、大手コンサルでも注意が必要。
しかし、この本で紹介された町、企業は酷いな。。。

過疎地域の地方創生に王道なしだと思うので、過疎地域こそ、知名度だとか観光需要だとか飛び道具に頼るのではなく、住民目線で地に足ついた地方創生をしてほしい。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

企業版ふるさと納税や防災ベンチャーといった現代的なスキームを隠れ蓑に、狡猾に公金を還流させる洗練された搾取の構図。プロポーザルの仕様書を巧みに操る手口など、生々しい解像度で暴かれる地方の闇。本書の真骨頂は、中盤以降に展開される報道のリアル。巨悪を暴いて終わりではなく、いかに世論を巻き込み、沈黙していた人々を動かしていくかという実践的プロセス。単なる勧善懲悪の枠を超越した、泥臭くも熱を帯びたジャーナリズムのダイナミズム。現場記者ならではの圧倒的な説得力。地方創生の美辞麗句に潜む構造的欠陥を突きつけ、読者に社会への当事者意識を迫る骨太な一冊。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

そりゃこんな責任転嫁ばっかの大人がいるのだったら若い子とか女の人とかはいなくなるよね過疎るよねーとおもってしまった。
ひたすら胸糞悪くて読むのに気が滅入ってしまったけど丁寧にまとめてくださっていてわかりやすかった。

そして全然本筋じゃない感想が最後に残ってしまった。

二〇二四年に生まれた子どもの数は六八万六〇六一人で、一八九九年の統計開始以来、初めて七〇万人を割った。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、出生数が六八万人台になるのは二〇三九年の見込みだった。恐ろしいほどのスピードで少子化が進んでいる。

というところに驚いてしまった。
サッカー選手が性犯罪をしてもワールドカップに出られる国で、何人の女の人が子供をたくさん産もうと思うだろう。
とか全然関係ない方に気持ちが向いてしまった。これはこの本の本筋ではない。

女の話を聞くところから始めたら地方にも、女が残るんじゃないかとは思うものの結局、男が困るから話を聞くだけであって、男都合で社会が動くよなと思う。
女が困ってるから話を聞くわけじゃないのよね。

この構造が変わらない限り地方創生は無理だし、そんな地方は滅びてもいいと女として思う。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

Youtubeで動画を見て興味が出てきたので購入~。
ニュースとか普段見ないのだけど、確かに去年そんなことが言われてた……ような……(ニュースは見よう!)

内容や地方自治体の杜撰さはともかくとして、やはりこの手の話はシステムの甘さとインセンティブの違いから生まれるよなぁ。
自治体は人手を何とかしたい(お金は比較的どうでもいい)し、企業はお金を儲けたい(物事の成否はどうでもいい)。
これが重なると、まぁこういう話が生まれるのは必然なわけで。
(だからこの手の話はその”人”が悪かったというより、そういうモノが生まれる土壌があった、という見方が正しいんだろうなぁ)

こういったことをしっかりと追ってまとめ上げた横山氏には尊敬ですね。
私たちがこういった「不正」に敏感になって、マスメディアのインセンティブを「不正を暴く」方向にもっていかないと、それこそ自浄作用が働かなくなる……ということを感じました。

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2026年07月05日

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