あらすじ
「伝わらない」「わかり合えない」が蔓延し、どこかぎすぎすした世の中で、
私たちはもどかしい思いをしています。
思いが相手に「伝わる」先の、「わかってもらう」に至るために――
気鋭の言語学者にして作家として活躍する著者が、
「たいしてわかってもらえない人間」から、
「そこそこわかってもらえる人間」になるまでに得た教訓。
【目次】
第一章 わかってもらうための大前提
第二章 聞いてもらう
第三章 質問をわかってもらう
第四章 連絡・依頼・指示をわかってもらう
第五章 説明をわかってもらう
第六章 意見をわかってもらう
第七章 感覚・感情をわかってもらう
第八章 言葉を選ぶ
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Posted by ブクログ
世の中にはコミュニケーションの本が多く並んでおり、自分自身も苦手な分野であるため色々と読んできましたが、この本は一二を争うほど良い本でした。
始めに「相手に敬意を示す」という、当たり前だけどコミュニケーションを成立させるために非常に大事なことから始まり、質問・指示だしなどと言ったシチュエーションに応じて念頭に置いておく方が良いことが書かれています。
この本の良いところは、情景が目に見えるようでわかりやすい、というところです。
単なるテクニックだけではなく、著者の体験談や失敗談も踏まえながらの説明で、強く共感できるところも多いです。良い表現や伝え方の具体例も豊富で、思わずたくさんのメモをとってしまいました。
情報量が多いのですぐには消化できないかもしれませんが、何度も読み込んで実践で使っていければと思います。
Posted by ブクログ
年齢も経験値も圧倒的に上の人たちに指示を出したり、多忙を極める先輩に質問をしたりするなかで、もっとスムーズにやりとりしたい、、!と思って手に取った一冊。すべての技術を身につけるのは難しいけれど、「わかってもらう」に意識を向ける経験をしたことで、喋る前にひと呼吸おく癖がついた。よきよき。
【参考になったこと】
・相手の都合を考える
→同じ言葉でも話すタイミングによって価値が変わる
・相手の時間を無駄にしない
→できるだけ最小限のやりとりで済むようにする
・質問に伴う前提
→相手と前提が共有されているかを考える
・説明の目的は何なのか
→自分が説明する目的ではなく、相手がこちらの説明を聞く目的は何か
・大人相手に説明するときも、中学レベルの知識でわかるように話す
・事実と意見の区別は意外と難しい
→多くの場合、観察したことを言葉にするときに「自分の解釈」を入れてしまう
・主張の強さに応じた言い方をする
→人には、
・実際に知っているよりも多くのことを知っていると勘違いする傾向
・他人に自分の言うことに注目してほしい、自分を重要な人物だと思ってほしいという欲求
があります。それらが強すぎると、実際に自分が確信を持って言えることよりも強い主張をしてしまいがちです。
・どうやって相手を傷つけず、なおかつ嘘を言わないか
・「〇〇しないとダメだ」を「〇〇してみるという手もある」と言い換えて、自分に余裕をつくる