あらすじ
巨大な牛の化け物(牛頭鬼)が、承香殿の女御を強襲した事件からほどなく、今度は彼女宛てに一通の恋文が届く。恋文を渡すや否や、忽然と姿を消したという謎の男。残されたのはどこか妖気を帯びた青竹の香り――。夏樹はそこにこの世ならざる異様な気配を覚えるのだった。一方、一条は真夜中の竹林で、太刀を手に猛々しく舞い躍る妖しき白拍子と遭遇する。彼女の瞳に宿るのは、底知れぬ狂気と哀しみ。不吉な笑みを湛えたその娘はいったい何者なのか――。陰陽師、鬼、怨霊、そして宮廷の陰謀が織りなす平安怪奇譚、迫りくる嵐の新展開!
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