あらすじ
都に上京し近衛府に勤め始めた夏樹は、ある夜、宿直中に出会った美貌の陰陽師見習い一条と共に馬頭鬼を目撃した。その後、宮中で女房(侍従の君)が喉を裂かれて殺害され、さらに夏樹の前にミイラのような赤子の物の怪が現れる。夏樹は一条を頼り、共に怪異の調査に乗り出すと、やがて二人の間に絆が生まれ・・・・・・。平安建都から百五十年あまり、貴族文化が花開かんとしているころ。少年武官と陰陽師見習いが、宮中の怪異に挑む! 人気シリーズ『ばけもの好む中将』の原点、瀬川貴次の名作平安怪異譚「暗夜鬼譚」シリーズの第一弾!
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Posted by ブクログ
平安時代の陰陽師もの。
サラッと読めた。賀茂忠行に習う一条という陰陽生は安倍晴明かな?六道珍皇寺が冥界と繋がってるなどのネタも含まれてて面白かった。
Posted by ブクログ
陰陽師と武官のバディもの
読みやすい
刊行されたのが1994年とかなり前で驚いた
冥府の獄卒である馬頭鬼が見た目に反してへたれキャラなのが意外で面白かった。
Posted by ブクログ
新規開拓作家として手に取る。
序章的な感じ。今後の展開に期待。馬頭鬼のあおえが良い感じ。
作中、宴の松原が出て来て伊藤遊著「えんの松原」を思い出した。面白かった記憶がある。
読み返す前に最新刊を調べたがしばらく著書はないようだ。
それでも猛烈に読みたくなったので、未読だった「鬼の橋」を買ってきた。