あらすじ
かつて科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめ、「最後の鑑定人」として名を轟かせた土門誠。しかしとある事件をきっかけに、科捜研を辞職。新たに民間鑑定所を立ち上げた土門のもとに次々と不可解な事件が持ち込まれる。いつも同じ服、要件しか話さないという一風変わった合理主義者でありながら、その類まれなる能力で、難事件を次々と解決に導いていく――「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」。孤高の天才鑑定人・土門誠の華麗なる事件簿。
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Posted by ブクログ
①ドラマが本日からスタートするとのことでその前に読んでみたかった作品。
結果、面白かったので、本日から始まるドラマも必ず視聴します!
前日譚の「科捜研の砦」も読みたいと思った。
②「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」というセリフが印象的だった。
科捜研の話は初めて読んだが、なかなか面白い。
分析方法について分かりやすい説明もありとても読みやすかった。
③助手の高倉が出すハーブ水、どんな味なのか気になる。
なので、1度味わってみたいなと思った。
是非、オススメの作品です!
Posted by ブクログ
最初の話は鑑定方法を知っていたこともあって読みやすかったが、他の話は先が読めなくて、着地がどうなるのか気になって仕方なかった。
宝石強盗殺人の話は特に。
依頼人が弁護士、判事、警察に民間人とバリエーション豊かで、事件の内容も様々で面白かった。
粗筋にある「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」という台詞にはっとさせられた。
分析データが出ても、それを最終的に解釈、判断するのは人間。
同じデータを見ても、人によって結果が変わることはざらにある。
自分も分析屋をやっているので、より上記の台詞が身に染みた。
データにも、そして依頼人にも誠意ある分析、解析をせねばと自身を律するきっかけとなるいい作品だった。