【感想・ネタバレ】夏の体温のレビュー

あらすじ

夏休み、小学三年生の瑛介は血小板数値の経過観察で一ヶ月以上、入院している。退屈な病院での日々。そんなある日やって来たのが「俺、チビだけど、九歳」と陽気に挨拶する同学年の壮太だった。低身長の検査入院らしい。たちまち打ち解けた二人。でも一緒にいられるのは、あと少ししかない――表題作「夏の体温」。大学生男女の新たな歩みを描く「魅惑の極悪人ファイル」と掌編「花曇りの向こう」の全三編。ビターな想いをじんわりと温かく包みこむ、瀬尾ワールドの真骨頂! 文庫版特典として、巻末にエッセイを収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

うっすい小説だなぁと思いながら購入したら、この薄さで3つのお話があるというのに驚きました!
表題作にもなっている『夏の体温』は、入院している男の子たちの友情のお話。私たちの普通をすること、感じることが当たり前じゃないって改めて心に刻んだ。暑い寒いと年がら年中、文句を言っている私ですが、それは、健康で仕事ができる、家に帰る、買い物へ出掛けられるからこそ、感じることができること。
それらが当たり前じゃない彼らも、置かれている環境で精一杯生きている姿に応援したくなりました。
『魅惑の極悪人ファイル』は、とにかく笑えました。極悪人と言いつつ、めちゃくちゃ愛があるお話でした。
『花曇りの向こう』は、とても短い掌編でしたが、転校生特有の悩みについて少し触れることができました。仕方ない部分もあるかもだけど、転校って理不尽だよね…。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふらっと立ち寄った本屋で好きな作家さんの新しい単行本が並んでたので、8月という読書感想文の季節でもあり読んでみました。

【夏の体温】
二泊三日の中で友情を築く瑛介と壮太。
瑛介は壮太の人間に惹かれて、身長なんて関係ないと感じるが、壮太の心境を思って相手に伝えられないもどかしさ。
瑛介が病院に一人になったあとも、心の隙間を埋める壮太の行動に、瑛介は人の気持ちを汲み取り、解決する行動が取れる壮太の人間性を好きになったんだろうな。

最後の二人の別れるシーンは、さみしくなって泣いちゃった


【魅惑の極悪人ファイル】
小説のためにと紹介してもらって出会った人間の人生を動かしてしまう大原さんはなかなかのヤバ人。
ヘラヘラして見える倉橋くんも、誰よりも一生懸命で、責任感のある人間。
人は人に見せない一面を持っているから、偏見で接してしまうのは良くないと再認識。


【花曇りの向こう】
友だちと話すキッカケを作ろうとしてもうまくいかない明生。友だちが話すキッカケをくれてもうまくいかない明生。
梅干しをキッカケにうまくいくといいなあ。

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2026年09月05日

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