あらすじ
大学1年生の佐野 司(♂)は、カラオケ店でアルバイトをしている。
ある日、綺麗なおねえさんがひとりカラオケにやってきた。
なんと彼女は、元・歌のおねえさんだった!
「1曲だけでいいから聞いてほしい」とお願いされた主人公は、仕方なくOKすることに。
ところが、おねえさんは主人公を幼児に見立てて「お着替えの歌」や「歯磨きの歌」を歌い始めて…!?
刺激的なふたりカラオケラブコメ、開幕♪ 分冊版第1弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
意外なほど練られている
表紙の絵を見て、好みの絵だ、この女がなんかいいことするのか、といった期待を抱いて読んだら
その期待にちゃんと応えてくれる作品
表紙の人の名前は何というのか、実はあいまいで
「かのん」おねえさんと名乗ったのでかのんという名前だと思われる
かのんおねえさんが、大学生になったばかりの18歳の佐野司がアルバイトするカラオケ店に来客する所から始まっている
アルバイト初めて1ヶ月の司は先輩たちに不安がられながら初のワンオペレーションを組まれる
そこで来客してきたのが勤め帰りらしき若い女性、この人がタイトルにもある歌うお姉さんである
司が最初に抱いた印象は『体調悪そう』であった事もあってか、マイク交換も兼ねて彼女の居るボックスに入ると
おねえさんは童謡を歌い上げていた
見ての通りの豊満な体を体のラインが表れる服を着用して歌手のように歌っているので
司は何の気なしに「歌手なのか」と訊いてみると
何やら様子がおかしい
この女性は現在の職場環境が劣悪で、そこでの業務や上司や取引先の質の悪さにすっかり参りかけており
気を紛らわせるためにカラオケで歌いに来たという、事らしい
こうやって書き連ねると表紙から抱く印象と大違いじゃないかと感じる事だろう、だからこそ詳述する意味が有ると思う
自分は『かのん』という名前以外は1曲目についての紹介しかしていない
この作品、カラオケの個室内でのかのんと司の場面と司の事情とかのんの事情が交互に描写されるスタイルだ
1曲目つまり1話目でも正にそうだろう、冒頭の巻頭カラーで かのんに迫られるような司が描かれて直後に司がアルバイト始めたばかりだと語っている
お姉さんはとても魅力的だが、
カバー絵はもちろんのこと、本編のなかでもお姉さんがとても魅力的に描き出されている。しかし、4コマ漫画の形態を取っているせいか、ストーリー展開にこれと言ったものはなく、ありきたりのパターンを取って話が進んでゆくだけである。