あらすじ
「文春砲」は、ここから始まった……
雑誌記者デビューから55年、著書500冊超のジャーナリストの集大成!
その時代のことは、疾風怒濤と言うしかない。いま私は、とても感謝している。
特別寄稿 高山文彦 (作家)
日本のジャーナリズムが再生するためには、第二、第三の「大下英治」の出現が待たれる
特別解説 花田紀凱 (元『週刊文春』編集長、月刊『Hanada』編集長)
「首輪のない猟犬」が追いつめた昭和・平成の怪物たち
わたしは、よく聞かれる。
「なぜ、そんなに取材し、書きつづけるのか。特に何が楽しいのか」
わたしは答える。
「取材相手にわたしが抱いている先入観が、
相手にぶつかることによって、粉々に砕ける瞬間がある。
昨日までのわたしの思いが、その瞬間に新しく生まれ変わる。
その瞬間がたまらなくセクシーなのだ」
どんなに苦しくても、人間を、社会の現実を描き迫ることほど
生きている実感を感じることはないよ。
その充実は、金銭には換えがたい。――「プロローグ」より
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
梶山季之、本田靖春、花田紀凱。懐かしい人たちの名前、事件、次々と。文春砲は今も鳴り止まないが、独立したトップ屋は大下さんでおしまいか。いまだ衰えない旺盛な好奇心と作品量産、目を見張る。そう言えば、ここ10年ほど小説ばかりでルポやノンフィクション読まなくなった。「小説電通」も遠くなった。まだ悪さしているのに。「演歌は生きた年表である」なるほど。
Posted by ブクログ
元文春記者らしい。
文学を志して、いろんな人との出会い、タイミングがあって、さらに今はノンフィクション作家となっている人。
らしい。
500冊以上出版されているそうだが、存じ上げない。
週刊誌の契約記者。トップ屋。「首輪のない猟犬」と呼ばれていた人たちだとか。
まあニュアンスは判る。取り上げられてる事件も社会的に影響が大きかったものばかりだと思う。同じ時代に生きてきたが、全く興味がなかったので、ほとんど覚えていないのだが。
調査報道とかが重要であったこともあろうし、ただの事実だけでなく、情感や裏側に切り込んだ記事も大事であろう。
が。
こんな綺麗な記事ばかりじゃなかったんじゃないかと思う。
少なくとも週刊誌全体とか特に文春砲とか言われたって、人のプライバシー引っ掻き回して社会的に抹殺して、まあ社会と情報が変わったからってのもあるだろうが。
間違ってたって責任取らないし取れないし。ゴシップ大好き。全体に下世話。
今はただの下衆な野良犬か、それ以下と思うようなことも増えている気がして、昔のいいことだけ書かれてもなんか肚に落ちないところがある。
あと、過去の小説とか記事の引用が長い。普通は半ページとかじゃないかと思うが、丸々数ページ引用されていて、しかも古い時期の文章だからかなんかリズムも合わず。なんか微妙な本だった。