あらすじ
十年近く専業主婦だった八重樫靖羽は40路を前にして、尊敬する年上のキャリア女性から公益財団法人で働かないかと誘われ、新たな環境に思い切って飛び込むことに。しかし慣れない仕事で失敗の連続。これまで自分を中心に回っていた家庭や、その周囲にも思いがけないトラブルが巻き起こる。だが、小学校6年生の次女が「チョコレート」を自由研究のテーマにしたことから、チョコの歴史や製造工程を知って仕事や人間関係のアイデアを得たり、美味しいチョコを一緒に食べて励まされたりして、前に進もうと奮闘していく。海外のさまざまな子育て事情にも興味を持ち、合理的でフラットな考え方をもつ靖羽の目を通じて、仕事をすることで女性が抱える悩みを描きつつ、多様な価値観を描く勇気をもらえる物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
「そうきたか」
その言葉に惹かれる。
話の中にある
ひとつひとつの小さな言葉に
誰かを想う言葉が詰まっている
ふっと疲れた時に
甘いチョコを口に含む
ごほうびだったり
甘えだったり
辛さを忘れるためだったり
涙味だったり
その味は深くてホッとさせてくれる
この本を読み終わる頃
自分にも行きつけのショコラなお店が
あるといいなと思えた一冊でした。
Posted by ブクログ
ココアとホットチョコレートを飲み比べてみたくなった。肩の力を抜いた方が、たいていのことは上手くいく。
物語の口当たりは良い。
けれども、各登場人物の人格にリアリティを感じられない。世界観に惹き込まれるには至れず、残念に思った。すべてのセリフが、まるで同一人物が話しているかのようだった。
「誰かを見るときに、ただ、「その人である』というふうに見たい。でも、やっぱり難しい。日本人特有の相対的に物事を捉える習慣"は、ふっと気を緩ませると私にも出てくる」
「人間って見たり聞いたり味わったりすることでももちろん感動できますが、例えばこのチョコレートドリンクがどんな歴史を持っていて、どんな人々がこの形にするために創意工夫をしてきたかを思い浮かべながら味わうと、よけいに感動できる生き物なんですよね」
Posted by ブクログ
一度専業主婦になってから仕事復帰する
むずかしさ、子供たちの学校に絡む色々な
問題、ご近所付き合い、夫の仕事の問題
などなど生きていると誰しもいずれかは
直面する問題とチョコレートがうまい具合に
話に出てきてすらすらと読めました。
そして、今まで財団法人の仕事って
どんなことをするんだろう?そもそも
組織としてどう成り立っているのなんて
思ってたこともありそういう面もしれて
興味深かった。そしてチョコレートが
より好きになれる本じゃないかな。
作中に出てくる夫の名言「愚痴は、
溜め込むのもまき散らすのも
よろしくない。ちょっとだけ時間をおいて、
さらっと聞いてくれる相手に笑い話と
してしゃべると、嫌な気持はどこかに
飛んでいってしまうよ」・・・これはほんとに
そう思う。人に面白おかしく話せる段階で
自分の中である程度消化できてるし
まわりにも被害が及ばない・・・
これはちょっと覚えておこう。