【感想・ネタバレ】追放された侯爵令嬢と行く冒険者生活3のレビュー

あらすじ

変わらずエリカとの結婚生活を続けるシン。だがある時シンはまだエリカに指輪を贈っていないことに気がつく。偽装(?)結婚とはいえ、嫁に指輪を渡さない訳にはいかないと奮起したシンはエリカに相応しい物を作るため一人冒険に出て――
「一人で大丈夫さびしくない、一人で大丈夫さびしくない……」
さびしさを募らせたエリカもまたシンを追って動き出し!?
二人のすれ違い(もしくは惚気)にシャラが当てられる一方、シンの旅は妹弟子との再会やドラゴン討伐にまで発展。そして完成した指輪は――「君にこの指輪を贈らせてくれ」
無自覚最強な冒険者×令嬢のスローライフ、第3弾!

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Posted by ブクログ

この巻、シンとエリカが一緒に居るシーンって1・2巻のようには多くないのだけど、それでもイチャイチャ成分や甘々成分は変わらないどころか更にやんちゃになっている印象があるって凄いな

シンとエリカって互いを想い合っているけど、互いに片想いのつもりで、それでも甘々で信頼に満ちた関係を築くというちょっと意味の判らない事をしている。偽装夫婦な冒険者生活は1年限定、そうした諒解で始めた為か、この二人って夫婦らしいイベントをこなしてきたか?と言われれば、確かにそうしたイベントをすっ飛ばしてきたんだよね
偽装で茶番の冷たい関係ならそれで良かったかもしれない。でも、互いを想い合う関係だからこそ茶番であっても形は整えたいと思う。だからシンが結婚式を見詰めるエリカを見て指輪を贈りたいと考えるのに何の不思議もない

……無いのだけど、その感情一つで竜退治に出向くのは結構、いや極限までぶっ飛んでいる気がする…。あと、別れ際のエリカへの台詞が無自覚的にアウト!
シンってモノローグでは度々自分を凡庸だと言うし、1巻の頃はエリカに並び立てる部分はあれど平凡に毛が生えた程度かな?って捉えていた。でも、2巻での大鬼騎士や山羊魔族との戦闘や『レイニバティの五番』に耐えた辺りから「もしかして人間辞めてる?」と思わせる描写が続いた
そしてこの3巻は流石に彼を凡人だと形容するのは不可能になったね

先述したように指輪を贈りたくて竜退治をするというのがもうぶっ飛び過ぎて意味不明だし、実際に宝石頭竜と激突した際の戦闘なんて遣る事成す事全てが意味不明のオンパレードに
エリカと離れてシンの一人旅と言えなくもない宝石頭竜退治、これらのシーンにて他の冒険者が多数登場する事でシンとの比較が出来るようになっているね。今回登場した冒険者達の中にもドリムを始めとした“馬鹿”と形容するのが正しい冒険者は何人も登場する。いわゆる常識を投げ捨てているような
でも、そのような一般的な感性で常識を投げ捨てていると形容できる普通の冒険者が登場したからこそ、シンのぶっ飛び具合が強調されるね
貴重な宝石を求めて宝石頭兎を狩る者はいる。でも、確実に入手したいからって自ら宝石頭竜を呼び寄せる“馬鹿”は居ない。そしてシンはそうした行動を理論派だと思い込んだ上で実行している。ほんまもんの“馬鹿”であり、常識から外れた冒険者であり、何故か竜に伍する実力を有している。どこからどこまでもぶっ飛んでいる

ただ、こうしたシンのぶっ飛び具合って言葉で説明できるレベルだと思っていたんだよなぁ…。前巻における超絶バトルだってシンが衣服に身体強化を掛けたとか、謎の力で魔力波を防いだとか、そうした判らなくても判る領域の説明が為されていた
でも、今回の宝石頭竜戦とか言語化すら難しい。だって身体強化を重ね掛けした為に、思考が光を超え、自分の身体から人格が切り離されるとかもう判らなさ過ぎてヤバい。身体強化ってそういう魔法じゃないでしょ絶対……
人間が踏み込んではならない領域へエリカに指輪を贈る為だけに踏み込むシンは理解不能の化け物ですよ

他方でこうしてぶっ飛んだシンは別に世界最強ではないという点が確定しているのは安心していいのか別のヤバさを感じるべきかと悩むポイントではあった。それだけにシンが自分より実力や才能は上と評していたエルーザからしても、今のシンはヤバいというのは驚きだったり
エルーザの活躍シーンはまだ多くないけれど、彼女とて普通の人間が踏み込んではならない領域へ入っていると伝わってくる。そんな彼女をしてもシンって度を越しているのか……

こうなってくると人間を名乗るのも失礼なシンを見て、「自分は孤独ではない」と胸をときめかせるエリカもヤバいな…ってなってくるね
これまでも散々に描かれてきたけど、作中で活躍が描かれた人物の中ではエリカが敵味方を問わず圧倒している。華麗に超絶な存在として君臨している。その彼女をしてシンの剣技に恋心のようなトキメキを抱くというのはエリカも同等に人間を超越していると言わざるを得ない。でも、そうしたお互い様な人外感が却ってお似合い夫婦感の演出になっているのだから凄い話である
そんな行状を傍で見せられるシャラが叫び慄くのも当然というもの

だから、お似合いの二人を飾るにはそれに相応しい宝石が必要で。シンが苦労して手に入れた宝石がエリカのお気に入りの指輪となるのはシンにとっては願ったり叶ったりの結末か。…贈る途中、シンが黒髪黒目という理由だけでエリカが世界を滅ぼしそうになったのは思わず瞠目しそうになったが
さておき、こうして指輪を贈ったというのに二人は未だに自分達の関係を片想いの茶番夫婦と思っているのだから凄いし面白いよね

そう思えるだけに豪華メンバーの来訪は二人の関係をどう変えてしまうのかと恐れが沸いてくるね。特に光の巫女なんてどのような登場になろうとシンとエリカ、双方が抱く勘違いを一瞬にして終わらせてしまう存在となりそうな気もするが
てか、王子や法王は何用でヘカタイまで来るの……?そっちの要件はまるっきり想像できないんですけど…

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2026年06月04日

購入済み

すれ違いが長すぎてウザい

両想いのくせに互いの勘違いによるすれ違いが長すぎてウザい。
いい加減飽きてきます。

主人公:相手が天才過ぎて自分が相応しくないって言い張ってますが、それでも相手の思いを受け止めて頑張るって方向に何故頑張れない? 自己評価が低すぎます。
ヒロイン:主人公の想い人は自分じゃなく、自分に対する態度は真の想い人への伝手づくりって思いこんでますが、何故主人公がそんな回りくどい策謀型の人間だと思えるんですかね? どう見ても直情径行型の馬鹿です。

もうそろそろ聖女絡めて二人の仲を進展させて欲しい物です。
その結果が糖度激増しでも構いませんから。

0
2026年05月01日

購入済み

展開が遅すぎてダレる

1巻、2巻、3巻と順調に飽きが増してきてます。

キャラクターもストーリーも良いと評価してますが、バトルシーンを中心に似たようなシーンが続いて、どうにもなかなか進展しません。
なので、読んでいて面倒臭い感じです。

同じ内容をページ数半分で書いたら、バランスが良いのではないかな。

0
2026年04月21日

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