あらすじ
『うえきの法則』作者の最新能力バトル!!
モノの見方が独特な少年・天良木光定は特殊な能力を売買できるアプリ「パラショップ」を始めることになった。「藁を1本だけ動かせる能力」を買い、その能力でパラショップの他のプレイヤーと戦うことを余儀なくされた天良木。
一見弱く見える能力だが、天良木の”見方”でそのポテンシャルが引き出され…!?
『うえきの法則』ではゴミを木に変える能力、『サイケまたしても』では溺れると午前7時に戻る能力、と一筋縄ではいかない力で戦う主人公たちを描いてきた能力バトルマンガの第一人者が描く最新異能力バトルがここに開幕!!
感情タグBEST3
一つの特殊能力を用いてリアルサバゲーに興じる話で、その設定自体はまぁどこかで聞いたことがあるものとは思いつつ、主人公のちょっと不思議な性格、頭のいい展開は嫌いじゃない!面白そうな作品だと思いました。
能力バトルの天才!
めっちゃうえきっぽい!と思って読んだら福地翼先生でした。
もうさすが!の一言に尽きます。
一見地味な能力でも上手く使いこなして予想外のバトル展開を見せてくれます。
先生は能力バトルの天才では?
一つ一つのバトルというかステージもめちゃテンポ良いし、毎回色んな魅力あるキャラで、色んな戦い方を見せてくれるので、全く飽きがこないです。
あとうえきの頃から比べると絵もすごい見やすくなって、でも絵柄の可愛らしさはちゃんと残ってて、構図の工夫とかはさらに磨きがかかって、良い、とても良い!
Posted by ブクログ
福地翼先生って異能力バトル漫画本当に上手い。
「うえきの法則」が好きで続編も読んでて、他の作品も読んでるけど、どの設定でも一貫して異能力バトルが本当に上手い。
その上で福地先生の異能力バトルのすごさは「知恵」と「わかりやすさ」だと思ってる。どうしてもすごい能力とか、一撃で強すぎる能力に憧れてしまうし、そういう能力で戦うお話も少なくない。そんな中で福地先生の異能力は決してそれ単体では強くないものも多いし、弱点も多い。だから使い方に幅が出ておもしろみが増す。さらにわかりやすい。何が起きてどうなったのか、誤解や誤読が発生しないのって素晴らしいと思う。
本作は主人公の人柄や心情も描いてるので、そっち方面のおもしろみもある。世界観の設定が『ダーウィンズ・ゲーム』に似てるなぁとは正直思ってしまったけど(先生も編集部ももちろんわかってて描いていらっしゃるだろうけど)、その上でこの設定は先生に合ってると思うし、とてもとてもおもしろい。もっと読みたい。
あとバトルだけど命の取り合いにはしていないところにも信念を感じる。
ちなみに『ダーウィンズ・ゲーム』もちゃんと好きです。