【感想・ネタバレ】黒公爵様の恋文代筆人のレビュー

あらすじ

王と亡き王妃による恋物語の逸話にて《恋文文化》が花開く王国。

《恋文代筆人》ユーディの元に、恋文嫌いの貴族の男が依頼を持ち込む。
これをきっかけにマフィアの元締め《黒公爵》ヴィンセントに目を付けられたユーディは半ば強制的に、彼のお抱え恋文代筆人にされてしまう。

社交界に花街と様々な恋文に関わる中で、噂とは違う彼の本当の姿を知っていく。
ただユーディにも誰にもいえない秘密があって……

偽る少女と悪役貴族が、恋文の裏を読み解き、心ある恋文をしたためるロマンス×ファンタジー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「恋文」の設定が細やかで、それだけで結構面白かった。
貴族同士の恋文、花街での恋文文化、匿名での恋文文通などなど。
それぞれのパターンにそれぞれの作法が練り込まれていて興味深かった。
ユーディが抱えている事情もミステリのようで、犯人探しも楽しめるのかと期待していたのだが、流石に完全解決には尺が足りなかったか。
ユーディとヴィンセントの仲がそれなりに進展し、ある人物に喧嘩を売ったところで終わってしまった。
おいしいところで!
続くの前提なのだろうか?

惜しいと言えば、主役二人の仲が進展するにつれて空気になってしまったリュナくんのこと。
彼にもう少し活躍の場が欲しかった。
結局美味しいところはミレディ夫人が持っていっちゃったしなあ……彼女の方が目立っていた気がする。

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2025年04月23日

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