あらすじ
★何を描いている絵画か・なぜこのように描いているのかなど、絵画の観方のポイントを教えてくれる一冊。
★『モナ・リザ』や『最後の晩餐』『オフィーリア』など、130点以上の有名絵画を使って解説!
★美術館で「なんかよかった」以上の感想が言える、言葉にして語れるように。この一冊で、美術館が格段に面白くなる!
◎美術の「物語」と「歴史」を総ざらい。
◎聖書と神話を中心とした、入門に最適な絵画のモチーフ・その見分け方を一気に学べる一冊!初めて出会った絵も、すぐになんのシーンか分かるように!
◎美術史を13のターニングポイントにそって解説。意味不明だった現代アートも「なるほど」に変わる!
◎著者は東大の美術史学専修卒で、TikTokを中心にアート系SNSアカウント「美術館が2割面白くなる解説」を運営する、井上響氏。
◎東大美術史教授の秋山聰氏が監修。
☆オールカラー!美術館の予習復習にぴったり!!
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Posted by ブクログ
なんて面白いの。。
神話も絵画の奥深さも惹かれるものしかない。。
元々見たことある絵画も見方が変わるし、これからの絵画の見方も変わる.ᐟ.ᐟ.ᐟ良いです.ᐟ.ᐟ.ᐟ
Posted by ブクログ
古典絵画の見方が変わりました、
どこかで見たことがある絵画が、そのような意味が込められていたのかと、何回もハッとさせられました。
今後は、絵画はただ見るのではなく、背景知って鑑賞出来ればと思いました。
Posted by ブクログ
面白かった!一気読み!
知的好奇心が大満足。
「物語編」「歴史編」に分かれている構成も秀逸。
描かれているモチーフと時系列がさくっと概観して知ることが出来るので、
頭の中に絵画を鑑賞する縦軸と横軸が生まれたような、開眼するような体験だった。
Posted by ブクログ
最近アートに触れる機会が増えている中、もっと楽しめるようになりたいというモチベーションで読書
物語と歴史を解説した本とのこと
絵画の背景を知れてとても面白い。ますます鑑賞が楽しくなりそう
メモ
・最後の晩餐、裏切り者は銀貨の袋と共に描かれることが多い
・聖母マリアがイエスの死を悲しむシーンをピエタという
・エッケホモ、ローマ総督ピラトがこの人を見よと民衆に働きかける場面
・モネは刻々と変わっていく自然を表現しようとした
移り変わる自然を画面に捉える試み 絵画の中に空気や光を入れようとした
・ゴッホは人間の内面、感覚の表現のためなら空間の歪みや色彩が現実から乖離していても問題ないと考えた
Posted by ブクログ
最近絵の歴史に興味があって何冊か本を読みましたが、その中でもこの本が1番わかりやすくて面白かった!物語編と歴史編の2パートに分かれてて、前者はよく使われるモチーフの説明、後者は時代とともに絵がどう変化してきたかを説明してくれて、本書を読んだ今なら美術館に行っても「なんかよく分からんけど良かった!」という感想からは脱せられる気がする!忘れないうちに早く行こうっと。
Posted by ブクログ
自分は絵画とか美術館とか漠然と好きで芸術の知識ゼロの初心者なのですが
この本は初心者向けで大変読みやすかったです。
聖書や神話の話の知識を持って美術館へ行きたくなりました。
歴史編も勉強になりました!
でも20世紀あたりになると理解が追いつかない…ゴッホくらいまでならまぁ…と理解出来るんですがマティスとかになると分からん(笑)
全部カラーの絵ものってて楽しく読めました。
Posted by ブクログ
圧倒される名画を目の当たりにしても「すごい!」という感想しかない私にも、オールカラーで読みやすく大事なところにはライン入りの親切な本です。
1枚の絵の観方(どこから観ていくかのポイント)や構図、時代背景、他の画家の作品との比較など、易しい文章で抵抗なく読めます。
(絵画の説明は堅苦しいイメージがありました)
それぞれの絵の最後に「主題」「主題を見分けるポイント」「鑑賞のポイント」が簡潔に書かれているのも嬉しいです。
ねこさんのレビューに出会い、グッドタイミングだと即日購入しました。
ねこさん、ありがとうございます。
明日から美術館巡りに行ってきます。
(まずは大塚国際美術館)
美術の知識を簡単に分かりやすく書かれた本書は予習のために美術館に入る直前まで読んでいたい私にとっては参考書のような本です。
Posted by ブクログ
これを読んで絵画を見た時の感想に圧倒的に深みが持てるようになったのは大きな収穫だった。
物語に関するパートは当然この分量ではすべてを解説することは不可能なので、他の本も読んで知識を付けたいと思う。登場人物ごとにアトリビュートが設定されているというのも初めて知ったのでこれを機にそういうのも気にしながら絵を見ていきたい。
そして後半の歴史パートでダヴィンチがなぜ天才と呼ばれているのか、ジョットからカラヴァッジョまでのルネサンス期の絵画の進化、そこから現代アートへどのようにしてつながっていくのかなどがわかって大満足だった。
絵画にかなり興味を持てたので他の絵画に関する本もいろいろ読み漁ろうと思う。
Posted by ブクログ
私は美術館は大好きでよく行くのだけど、恥ずかしながらまさに「なんかよかった」で終わる人。
宗教画が苦手で、たくさん観ているうちに全部同じように見えて、「もういいや」となってしまう。
本書の物語編は、そんな私にピッタリの内容だった。
宗教的背景、様々なアイテムが示す意味などが易しい言葉で説明されていて、とてもわかりやすい。
それぞれの絵の最後に「主題」「主題を見分けるポイント」「観賞のポイント」とまとめられているのも、頭の中を整理するのに役立った。
今までなんとなく眺めていた名画の数々。本当にもったいないことをしたなと、めちゃくちゃ後悔。
この本で得た知識を実際の絵で確認したくてウズウズしている。近々、美術館に行ってみよう♪
Posted by ブクログ
歴史は大好きだったけど、美術史は苦手だった。名前と絵だけで覚えようとしてたからなんだろうなと、大人になってから美術館に行くようになってから思う。
神話も好きだし、クリスチャンだった時期もあるので、そっちも抑えてるのだが、絵画となかなか結びつかなくて、この本を買ってよかった。
すごく絵を読み解きやすくなった。
なんか良かったが減って、ここがこっちより良かったが増えた気がする。
これを持って国立西洋美術館でやってる「西洋絵画、どこから見るか?ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館VS国立西洋美術館」展に行くのをお勧めする。美術館がもっと楽しめて、早速本を生かせるいい美術展ですよ!
Posted by ブクログ
物語編が面白すぎて今すぐ美術館に行きたくなった。
今まで「わっ綺麗ー!」で終わっていたのがとても勿体無い。
まさか絵を観て《悲しい》《怖い》《切ない》と思える日が来ようとは…。
アトリビュートで誰を描いたのか見分けられるのも面白い。
やっぱり絵を楽しむには教養が必要なんだな、と改めて感じました。
歴史編はめちゃくちゃ勉強になる。
おかげで「なんでこの絵が評価されてるの?」という疑問が解消された。
絵柄や技法にも流行があって、作品を観れば時代背景や描き手の意図が見えてくる。
作者のアカウントである『美術館が2割面白くなる』の“2割”ってホント絶妙だと思う。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった、、、
初見の絵に何が描いているのか理解するには?とか、深く観るにはどこに着目したら良いのか?という知識が書かれていたので、実際に美術館に行ったときに使えそうな知識だった。
美術館なんとなく楽しいんだけど、もっと深く作品見れるようになりたいな〜って人におすすめ!
Posted by ブクログ
今まで、なんとなく見ていた絵が、本書を読んだ瞬間とても輝いて見えるようになりました。
絵の背景を知ることはとても面白く、どんどん読み進められました。
Posted by ブクログ
本書は、西洋絵画を鑑賞する前に知っておくとより楽しめる「絵にまつわる物語」に焦点を当てた「物語編」と、表現技法のイノベーションを解説する「歴史編」の二部構成になっています。
「物語編」では、主にルネサンス期からバロック期にかけての宗教画や古典歌劇を題材とした絵画を取り上げて、その背景となる物語や、画家ごとの表現の違いから見えてくる主題の切り取り方の差異を説明しています。
「ホロフェルネスの首を斬るユディト」「オフィーリア」「アモルとプシュケ」「ダヴィデとゴリアテ」等については、おぼろげに知っていた物語も、より深い背景を知知って理解が深まりました。例えば「ユディト」とよく似たモチーフで、生首が描かれる「サロメ」。「女と生首」という構図は一緒ですが、違いを知るためにどこを鑑賞したら良いかが分かります。また「オフィーリア」がシェイクスピアの『ハムレット』に由来することを初めて知り、私自身が知っていた(おそらく最も有名な)ジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」以外にも、多くの画家が同じ題材を描いていることを今更ながらに知りました。私はミレイ版が一番好きでしたが、今後に向けて、それぞれの画家の「オフィーリア」を鑑賞する楽しみが増えた気がします。
他にも、美の女神ヴィーナスは“巨大なホタテ貝からかぐや姫のように生まれた”わけではないこと、あるいは神々の王ゼウスが「お前のものは俺のもの」という悪代官のような人物であること等など、中々興味深く読めました。
一方の「歴史編」では、西洋絵画の技術的革新を「何が従来と違うのか」に焦点を当て、1400年代から20世紀までを時系列で紹介しています。ジョットやマザッチョによってもたらされた質感や奥行きの表現、ダ・ヴィンチが用いたぼかし技法「スフマート」、印象派のマネやモネが目指した光や空気の表現、そしてデュシャンが既成概念を覆した“署名入り便器”「泉」まで、知っておくべき西洋美術の基本的なトピックスが一通り網羅されています。
仕方のないことですが、本で紹介される絵画は、印刷やレイアウトの都合で暗く見えたり、小さく掲載されていたりと、少しわかりにくい部分もあります。とはいえ、文章量は少なく、1日で読み切れる手軽さは魅力かもしれません。
タイトルにあるとおり「美術鑑賞は好きだけど、なんとなく眺めていただけかも…」という方には、作品の見方が変わるきっかけになる一冊だと思います。絵を見る楽しさが、ぐっと深まるかもしれません。
Posted by ブクログ
物語と歴史の観点から絵画を読み解けるようにしてくれる1冊。
絵に描かれている主題やストーリーがわかる物語編は、読めば読むほど「なるほど」と思うことが多く興味深かったです。
1つの主題に対して、複数の絵を紹介しているので、画家による表現の違いを見て楽しめました。
一方、歴史編はやや教科書的な内容でしたが、こちらも興味深く、時代ごとの絵画のターニングポイントを示しているので、「この絵はあの技法を取り入れてるかも?」など当てはめながら、鑑賞時により汎用性高く使えそうな知識だと思いました。
学んだことを生かすべく、国立西洋美術館に行きたくなりました。
西洋画の主題には神話や聖書が多く取り上げられますが、あまり馴染みがないので、日本編もあったらぜひ読みたいと思いました。
物語編にたびたび取り上げられる、ジョン・エヴァレット・ミレイとウォーターハウスの絵が好みだったので、登場するたびに嬉しくなりました。
いつかオフィーリアが日本に来てくれたら、ぜひ足を運びたいです。
Posted by ブクログ
今みでなんとなくしか絵画を見てこなかったので、物語や歴史を勉強することで次回からはもう少し深く深く見ることが出来そう。
ギリシャ神話と聖書を勉強すれば、かなりの割合をカバー出来そう。ギリシャ神話出てくる神がかなり利己的で、ゼウスはその中でも圧倒的。神なのに人間みたいなのは何故だろう。
Posted by ブクログ
この本の題名通り
美術館に行っても「なんかよかった」で
終わりがちだったが
物語編 歴史編と初心者にわかりやすく
絵の内容や描かれ方歴史のターニングポイントがわかりまた美術館に行きたくなった
Posted by ブクログ
絵を見るコツは、そのストーリーを知ること
歴史を知ること、作家の目指していたことを知ること、そこがわかると、絵自体に深みがうまれる。ただなんとなく良かったとはならない。
Posted by ブクログ
実際にこの本を読んでから美術館に行きました。
今まで”ピカソやゴッホは、何がそんなにすごいのか?”理解できないまま美術館で有名な絵画をみてはなるほどと知った被っていました。
歴史編は特に、なぜこの絵が評価されたのか?
絵画の表現の変化がとても分かりやすく説明されていました。
美術館を2倍くらいは楽しむことができ、
さらに色々な絵を目にしたいと思わせてくれました。
Posted by ブクログ
前提知識がないとこの絵は何?と思うことが多々ありますが、この本で説明されている背景のストーリーを知れば、絵画をもっと楽しく深く鑑賞できると思いました。
Posted by ブクログ
西洋絵画の基礎知識みたいな本。
子供の頃、祖母と行ったお寺で「これは弥勒様」とか「あっちはお不動様」とか教えてもらって、「おばあちゃん、なんで判るんだろう。」っ思ってたけど、そういう事が西洋絵画で少しだけ出来るようになります。
Posted by ブクログ
1枚の絵を追求することで歴史的な背景や宗教観まで知ることができるようになることがわかった。
絵と対話することができる力を身につけたい人には参考になります。カラーで贅沢な一冊。
個人的には「世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史」の方がより広くその背景を知って絵と向き合えると思ったのです星は3です。
Posted by ブクログ
前半は、絵画に描かれている物語の解説。分かりやすい文章で書かれているが、もう少し情報が欲しいところ。
後半は、ざっくりとルネサンス以降の西洋絵画の流れを追っている。
ジョットによるリアル感のある描写。マザッチョの遠近法。ヤン・ファン・エイクの油絵発明による色彩のリアル化。レオナルド・ダ・ヴィンチのスフマートによる柔らかなリアルな肌触り。カラヴァッチョのドラマチックな明暗法。絵画は二次元であることを強調したマネ。輪郭を捨てて光や色彩でのリアルを追求した印象派のモネ。多視点や幾何学的立体を援用し、画家の信じる法則で絵画を描いてよいということを示したセザンヌ。多視点を使ったり、三次元的な空間表現を捨てて自由に空間を構築したりして、絵画は自由に描いてよいことを示したブラック。絵というものは色彩で覆われた面で、色彩で構築できれば別に立体感は必要ないとしたマティス。外界の模倣をやめ、心の内面や音楽など、存在の有無にかかわらず、画家の表現したいものを描いたカンディンスキー。
西洋の絵画の流れについて、ざっくりと頭の整理ができた。こぼれてしまっている画家はたくさんいるが、それはさらに別の本でという感じ。
Posted by ブクログ
文章は平易であり、細かく章が分かれているので読みやすいが、今まで「なんとなく」見ていたものを「鑑賞」というレベルにまで底上げしてくれる。
美術に興味を持ち始めた人、好きだけれど体系的に学んではない人向けに良いと思った。大人も子供も関係なく読んで楽しい一冊。
本作は物語と歴史という2つの大きな観点をもとに説明が進む。
物語は、日本人には馴染みのない聖書やギリシャ神話の話が説明される。このあたりは実際の美術館の解説でも書かれがちなので、知っている部分も多かった。あとは、同じ主題テーマでも、画家によって描き方が違うというポイントに注目するとより楽しく鑑賞できそう。
面白かったのは、歴史編。ジョットに始まり、絵画というものがどのように進化(?)してきたのか、それぞれの時代の画家は絵画を通してなにを追求してきたのかが時代を追って説明される。
個人的には印象派以降が分からないという理由であまり好きではなかったが、時代背景や流れを踏まえて理解することができた。(好きになったかはまた別の問題だが)
さっそく、美術館に足を運んでみたい。