【感想・ネタバレ】界変の魔法使い 1のレビュー

あらすじ

『結界師』田辺イエロウ最新作!!!!


『結界師』『BIRDMEN』『終末のラフター』の
田辺イエロウ最新作!!!


俗世から離れた辺境の地に建つ、特別な城。

城主で魔法使いの世無は
記憶を失った謎の少年を拾う・・・

少年の正体は「界変」により、
国と大切な者を失った「飛国」の王子だった―――!!


弟子を取りたがらない大魔法使いと元王子が出会い、
世界が変わる――オリエンタル・ファンタジー巨編開幕!!

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物語の舞台は、俗世から離れた辺境の地に建つ特別な莿天城(しゃくてんじょう)。この城の主である、七色の魔法使いのひとり世無(ゼム)は、記憶を失った謎の少年を拾います。
少年は獣人の萊魑(ライチ)やそのほか城に住む仲間たちと過ごすことで次第にこの世界のことや魔法を学んでいきます。

物語の途中、この少年の正体は界変によって国と大切な者を失った「飛国(ひこく)」の王子であることが明らかになりますが、依然として記憶はあやふやなまま。
果たして王子は記憶を取り戻すことができるのか?彼の記憶に隠された秘密とは!?

『結界師』や『BIRDMEN』などのヒット作で知られ、ファンタジー好きの期待を裏切らない物語と魅力的なキャラクター描写で多くのファンを魅了してきた田辺イエロウ先生の最新作。今回も壮大な物語となる予感がします!!

この物語、そこかしこに散りばめられた伏線があり、とにかくワクワクが止まらないのが凄い!
最初のカラーページから培養液装置のようなものに入れられた主人公と魔法使いというシーンが描かれ、少年マンガとしては期待しかない展開。
さらに滅んだ国の王族がひとり生き残るという設定もアツいですよね。
その王子の目がもの凄い能力を秘めている描写とともに、「魔法使い殺し」という存在も示唆されます。
これでもか!とワクワク要素が詰め込まれているのです!!

さらにタイトル名にも入っている「界変」という事象も興味深いです。界変とは、世界の秩序やバランスが崩れる現象であり、それによって多くの人々が苦しむことになります。王子が国や家族を失ったのもこの界変によるもののようですし、ゼム達も界変を警戒しています。
この界変と王子の目の関係性も気になるところ。

まだまだ謎だらけですが、壮大な物語がスタートしたことは確実です!
絶大な力を持つ魔法使いのゼムの弟子として王子がどう成長していくのか、失われた記憶に隠された真実とは…!?
彼らのこの先を見守ってあげてください!

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感情タグBEST3

匿名

購入済み

結界師からのファンです!

嬉しい!また先生の漫画が読めるなんて…。数々の謎が渦巻く世界観でワクワクが止まらないです!外にどんな世界が広がっているのか今後が楽しみで仕方ない!

#ドキドキハラハラ #カッコいい #ダーク

1
2025年04月22日

匿名

無料版購入済み

おもしろいです

魔法使いのゼムのキャラがすごくいいです
高貴で冷静沈着な雰囲気かと思えば中身は結構感情の起伏が激しいのに芯に優しさがあるのがいいです
ゼムの城のメンバーもまだチラッとしか出てないけどみんな個性は強そうだけどいい奴ばかりっぽいので読んでて楽しいです

#笑える #ドキドキハラハラ

0
2025年02月21日

匿名

わくわく

久しぶりにワクワクする漫画に出会えた!
ある能力を持った魔法使いの話でどう進んでいくのかまだ全然想像できないけどテンポもよく設定だけでも
おもしろくなっていきそうな感じがする
まだ1巻でこれだけ引き込めるってさすがですね
続きが楽しみです

#ドキドキハラハラ

0
2025年02月19日

面白い

魔法使いの世無がイイですね。記憶を失った謎の少年が、これから莿天城の生活にどう馴染んでいくのか楽しみです。

#カッコいい

0
2025年04月09日

Posted by ブクログ

説明が多い1巻。
面白くなるのは絶対にこれから。
壮大なスケールで語られるのもいいけど、心も体も傷ついた王子が仲間との労働や食事を通して健全な日々のリズムを掴んでいく的なケアのテーマが込められていると今時っぽくていいなと思っている。

『結界師』の良守がお菓子作ってたのも、そういうニュートラルポジションに自分を戻す意味合いがあるように読んでいたので好きだった。

0
2025年09月21日

Posted by ブクログ

田辺イエロウ最新作「界変の魔法使い」。

世界を変える=滅ぼすという力を宿して生まれた?作られた?存在で、記憶をなくしている王子。王子が生まれた理由、世無が生かした理由、変化してゆく世界。
王子が握っているキーが物語をどう動かしていくか、が気になるところでワクワクを感じます。一方で、王子が外面と内面を使い分けるというか、自分の目的のために拒絶するものは冷徹に判断選別する、というような性格を垣間見せているので、理性的に不安定さを見せてくれていて、ゾクゾクしますね。

触れてはいけないものへの興味と恐怖が王子の魅力になっています。『結界師』良守や『BIRDMEN』烏丸にも感じた、目的のためなら常識や良識を無視できる怖さを持っている。それは強さでもあるけど、危うさでもあって、先に一歩踏み出してしまった母親や鷹山のような存在が、王子には現れるのかなぁ。
非日常と日常の間で揺れ動く危うさを持つ主人公を、日常へと導く存在が良守にも烏丸にもいたと思うけど、王子が求めるかつての日常は櫟江と共に過ごした世界であると描かれています。あの世界は、異常な世界であったはずなんだけど、安全安定の鳥籠の世界だったんでしょうね。
そこから抜け出すための行動が、その世界を破壊してしまって今の境遇になっている
のか。希望や憧憬で見ている過去。その真実や事実を知った時に、王子の世界がどう界変されるのか、するのか、がクライマックスの一つとなりそう。

妄想が捗るなぁ。

0
2025年03月23日

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