あらすじ
民間の科学捜査鑑定所で所長を務める氏家京太郎。彼のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人事件の鑑定依頼だった。女子大生三人が殺害され子宮を抜き取られるという猟奇的な事件だが、容疑者の那智は二人への殺人は認め、もう一人への犯行は否認している。那智が三人を殺害したとする検察の鑑定結果に違和感を抱く氏家は再鑑定を試みる。しかし、何者かの妨害が相次いで起きて――。驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!
解説:西上心太
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Posted by ブクログ
Audible. 中山さんはデビュー当時のドビュッシーやらモーツァルトのなんちゃらという本を読んで以来。とんでもなく量産の売れっ子作家になったんですね。なんだか感慨深い。有隣堂の動画にも作家の一日として出てて、すさまじい執筆スタイルと量だなと思ったのだけど、書ける作家さんは凄い。本作は、科捜研を退職した主人公と辞め検の弁護士が科捜研・検察庁の怨恨がらみの相手を見事討ち果たす話で聴いていて楽しかった。鑑定捜査のうんちくも聞けてためになる。
Posted by ブクログ
民間で科学捜査鑑定を請け負う〈氏家鑑定センター〉。所長の氏家京太郎のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人犯の弁護士からの鑑定依頼だった。女子大生3人を殺害し死体から子宮を抜き取る猟奇的な事件だが、容疑者は、3人のうち1人の犯行だけは否認している。3人の殺害を主張する検察側の鑑定通知に違和感を覚えた氏家は、自身の手で再鑑定を試みるが、試料の盗難や職員への暴行など、何者かの邪魔が相次いで──。警視庁科捜研と真っ向対立しながら挑む裁判の行く末は? 驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス!
短めで、専門用語は出てくるもののサクッと読める。
ただ、事件がなかなかのグロさで個人的には受け付けなかった。
犯人の動機も甘いかなぁ…そんなに長い作品ではないので、どうまとめるのかな?と思っていたところ急展開して終わった。
鑑定センターのメンバーは良いキャラクターだったと思う。