あらすじ
王立学園に聖女見習いの田舎男爵の庶子アイニ・ミッコラがやってきて半年。貴族子息である男子生徒たちはアイニの無邪気な可愛らしさに翻弄され、女子生徒たちはアイニの貴族マナーを無視した振る舞いに憤りを覚えていた。そんな中、巷で流行の物語になぞらえて「悪役令嬢」と呼ばれることになった三人の令嬢がいた。王太子の婚約者であり、自らも高潔無比な侯爵令嬢セラフィーナ。商才に長け、一代で財を成した裕福な子爵家の気高き令嬢サンドラ。現宰相を抱え王家とも縁の深い侯爵家の、聡明な令嬢ベルナルデッタ。「悪役令嬢」と呼ばれる三人が、「聖女見習い」アイニと対峙するとき、それぞれが選ぶ道とは? これは「悪役令嬢」と呼ばれる彼女たちの、矜持と選択の物語――! 分冊版第18弾。
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学年1位
アイニはリュシアンにお国の話を聞かせて欲しいとねだりましたが、無知なアイニとは話をしても無駄だと言って、ベルナルデッタとともにアイニの前から去りました。これまでベルナルデッタは周りの人に合わせてきましたが、セラフィーナやリュシアンの後押しもあって、合わせるのを止めることにしました。そして次の試験でベルナルデッタは学年1位を獲得しました。ベルナルデッタの父は苦々しそうでしたが、彼女はもう遠慮しないと父に宣言しました。セラフィーナは彼女の本当の実力を知っていたから、前回のような発言をしたのですね。