あらすじ
お姫様の一日・人生を、服飾史研究家が60の西洋絵画でたどる。食事風景、化粧や買い物、トイレなどの私生活に加え、舞踏会や晩餐会、馬上槍試合といった公式行事まで。
マリー・アントワネットやエリザベートに加え、ルイ15世の娘たちなどの姫君にも焦点を当てる。シンデレラや白雪姫など童話の衣裳にも注目。宮廷画家らの天才的な筆致で描かれた、美麗な60項目の絵画の部分拡大図と全体図を解説文とともに掲載。
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Posted by ブクログ
横浜美術館で開催中のマリー・アントワネット・スタイル 2026年8月1日(土) - 2026年11月23日(月)の予習のために読んだ。
私は室内画や風俗画が殊に好きで、描かれた人物がどんな生活をしているのか、どんな人となりなのかと空想しながら絵を観るのが大好きだ。ましてプリンセスの衣装と言われれば、ため息の出るような美しい意匠が凝らされている。
易しい解説が添えられた見開きワンテーマ。
生活の細々した場面でどんなものを身につけたのか、どんな意味や願いが込められたのかが、細やかに解説される。生活のルールや社交も透けて見える。オールカラーで細部までアップにし、たっぷり見ながら読み進むのは楽しい。
アントワネットだけでなく、多くの社交界の名花たちが顔を揃えているのもいい。
西洋画は、こういう時にはこう描くとか、こういう時はこういう決まりでこう装ったとか、描かれたものに潜む約束を知っていると、とたんにいろんな事がわかる。
別に書かれていること全部なんて覚えないでいい。
1個でも2個でも頭の隅に気に入ったことだけ覚えて見ればいい。
とは言え、実際の絵に吸い寄せられると、なんて美しいのだろう、とか、このひとは私に何を喋り掛けたいのかな? とかに夢中で、そんな知識は後でおさらいって事も多いのだが。
プリンセスたちに、
「ねえ、ご覧になって。どのドレスがお好き? アクセサリーもぜひご覧なさいな」
と、クロゼットを見せてもらったようで、理屈抜きで楽しい1冊だった。
Posted by ブクログ
今迄 王侯貴族が登場する名画は 度々 美術館、本などで目にしてきたが “服装”に関しては 綺麗だ、豪華だと思うぐらいで そんなに注目してこなかった。描かれた題材の方にに惹かれて 服装は二の次だったようだ。
今回 この本を手にして 「ああ、服装のことも知りたかったんだ」と自分自身に気がついた。
やはり私も女性。たちまち彼女たちのドレスに魅せられてしまった。その当時の 最高の技術で織られた布、刺繍、レースなどなど。“プリンセス”たちの生活も垣間見られ 楽しい一冊でした。
部分拡大版と全体図が 解説文と共に掲載されており 読みやすく、見やすい一冊でもありました。
Posted by ブクログ
このシリーズ大好き。
ただ、個人的には、エリザベートはヴィンターハルターの、マリー・アントワネットはヴィジェ・ルブランの絵を採用してほしかった。