【感想・ネタバレ】国選パーティを抜けた俺は、やがて辺境で勇者となる ~“悪たれ”やり直し英雄譚~のレビュー

あらすじ

第9回カクヨムWeb小説コンテスト 異世界ファンタジー部門大賞受賞作!

▼あらすじ▼
国選パーティを抜け、幼馴染みの親友と共に帰郷したユルグ。昔は手に負えない悪たれだった彼は罪悪感から村人と距離を置こうとするが、村に接する未踏破地域に厄災級の魔物『手負い(スカー)』が現れたことに気づき、故郷を守ることで贖罪しようとする。そんな中、ユルグを追って次々と元パーティメンバーが集結し始める。いつ村が滅んでもおかしくない状況で参謀が提案したのは、『手負い(スカー)』を利用し、この寂れた村を開拓都市に進化させるという一発逆転の計画で……?

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惜しい、もう一歩。という感じ

まあまあ面白かったです。

ただ、親友ロロが良い人過ぎたり、ちょっと良い話に寄ってしまうところが、面白さの点では足を引っ張っているかもしれません。

主人公ユルグもそれなりに魅力があるし、ストーリーも悪くないと思いますが、読み手が何となく乗り切れない感じがあります。

故郷に引け目を感じているユルグの心情が、今一つリアルに伝わってこないせいか?

聖女との関係が本作の大きなテーマのひとつですが、それについての明らかな伏線がなかなか回収されないのも原因かも。

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2025年10月12日

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