あらすじ
物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。――家に帰宅すると、なんと男が死んでいた……「妻は噓をついている」。人気ロックバンドの新曲MVに出演したことで、日常が嫌な方向に向いていく……「まだ間にあうならば」など、心地よさも心地悪さも味わえるミステリ短編集。著者のヒット作『最後のページをめくるまで』『あなたが選ぶ結末は』も合わせて読みたい一冊です。
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Posted by ブクログ
① 妻は噓をついている
まさかそうくるとは。
妻の方が1枚上手でしたねー。
どんなオチかと思ったらまさかそうなるとは。
面白かった。
② まだ間に合うならば
こういう物語読んでると、普通に本人に直接理由を言えばいいのに。って思うよね。
変に気遣って、相手がそれに気づかずすれ違って。って多すぎるのよ。
ちゃんと全部言え。
③ 三年二組パニック
面白かったw
まさか語り手がそんな信用無いとはw
これはしばらく語り継がれる卒業式になるでしょう。
まさに三年二組パニック。
④ 家族になろう
そうきたかー。
怖いよねー。
禁忌の子でもあったけど、これ系は怖くて好き。
しかし、まさかそういうオチになるとは。。。
⑤ あの日、キャンプ場で
今回の中で一番好きかも。
最後の1行が全てよね。
この読後感の悪さ。好きです!
全編通して、最後に嫌な気持ちにさせてり、どんでん返しがあったりと面白かったです。
話の長さも短めでサクサク読めました。
他の作品も読んでみようかなぁ。
Posted by ブクログ
水生大海(みずき・ひろみ)さんと読むらしい。はじめての作家さんでした。
物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました…こう紹介文に書かれていたので興味を持ち、読んでみる。サクッと読める分量でした。
5つともに『嘘』がテーマ。『嘘』により立場が変わり、善人が悪人にもなる。中でも『家族になろう』という話は最後に背筋がゾワゾワする怖さがあった…人間の恨みはやっぱり怖いなあ…主人公の料理人が、家柄の良い女性と結婚するのだが、義理父に罵倒され結婚を反対されたが、義理母は優しく認めて受け入れてくれた…その理由は何故なのかが、最後の最後にわかる…。怖かった…
Posted by ブクログ
読みやすく、隙間時間でするっと嘘に対する解答に辿り着ける。
まだ間に合うならばは救いのある嘘で、家族になろうは救いのない嘘。イヤミスと感動系と織り交ぜてあるのかも知れないけど、どっちかに思いっきり振れたものを読んでみたい気もする。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。――家に帰宅すると、なんと男が死んでいた……「妻は嘘をついている」。
人気ロックバンドの新曲MVに出演したことで、日常が嫌な方向に向いていく……「まだ間にあうならば」など、心地よさも心地悪さも味わえるミステリ短編集。
【個人的な感想】
「妻は嘘をついている」が個人的には面白かった。
短編でサクサク読めるのもおすすめポイント。
最後の「あの日、キャンプ場で」では、結局結末は?どういう手段で殺したの?がよく分からなかった。