【感想・ネタバレ】怪談狩り まだらの坂のレビュー

あらすじ

警察官が遭遇した奇妙すぎる夜の交通事故を描く「物損事故」、四国の山奥の寒村を訪れた青年2人に襲いかかる怪異が不気味な「靴」、夏の日に突然町に蔓延した異臭の正体に震撼する表題作など。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

実にビジュアルが良い…そんな怪談が多め。
いや、怖いのは怖いんですが。
それでも風景、光景として抜群な話が多くてよかった。
「名状しがたい」異形を想像させる生臭い怪異の表題作。
祠のある池に浮かんだ無数の靴(『靴』)、
鎮守の杜の奥に立つ光の柱とそれを登る人々、提灯(『光の柱』)、
半透明の犬の列が横切り、謎の人々が徘徊する家(『家を買った』)、
竹藪からあらわれる異形の女らしきモノ(『女であって人ではない』)、
想像すると恐ろしく、時に美しい。
話によっては日本の風情をたっぷり感じられる怪異もあってとても楽しめた。

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2024年09月01日

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