あらすじ
いつもすっきり片付いている台所、選び抜かれ、気持ちよく手入れされた道具、常に一段はあけてある冷蔵庫、たくさん用意された洗濯済みのふきん……おいしい料理は、実は、掃除から始まっている! 1日の終わりには台の上に何もない状態、だから、翌朝はすぐに作業にとりかかることができる。気持ちよく台所に立つための、整理、片付け術、家事の流れの作り方……哲学ともいえる暮らし術をあますところなく紹介。
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Posted by ブクログ
シンプルで読みやすい構成ですが、有元流哲学と美学がぎっしり詰め込まれた1冊。有元先生のきびきびとした立ち振る舞いや、自分の理想を探求する厳しく真摯な姿勢が目に浮かぶよう。断捨離本としても読めますが、この方はそのもう数歩先を見据えているんだなあ・・と感銘を受けました。家事も、仕事も、人間関係も、空間も、時間も、そして自分も「使いきる」。与えられた条件の中で、頭と心を存分に使って、精一杯やる。充分に使いきる。頑張ろう!と漠然と思うよりも、本当に使いきっているか?と問いかけた方が、何倍も心が動く。やり方の詳細は賛否あるようですが、1つの理想モデルとして読むには勉強になるかと。まずは「できない」から「やってみよう」と思うことから始めたい。