【感想・ネタバレ】クラスメイトの女子、全員好きでしたのレビュー

あらすじ

「おまえは、女の子と恋はできないだろう」――突然、父から突然の宣告を受けた少年は、クラスメイトの女子をひたすら観察することにした。宇宙一美しいゲロを吐く女の子。水の飲み方が妖怪みたいな学校のマドンナ。憧れのプロレスラーそっくりの怪力女番長。小学校から高校までいつもクラスメイトの女子に恋をしていた。面白くて、情けなくて、ちょっぴり切ない恋の記憶。きっと誰もが“心の卒業アルバム”を開きたくなる全21編のセンチメンタル・スクールエッセイ! 2024年7月からドラマもスタート!!

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Posted by ブクログ

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タイトルに惹かれ購入。スッと入ってくる爪切男さんの文章は大変面白かった。
「困った。ブスなのにバク転ができるようになってしまった。」から始まる物語が一番クスッと笑わせてもらいました。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全21篇の思い出エッセイ。

小学校~高校時代に著者が恋したクラスメイトとのエピソードが描かれています。(文庫本では単行本未公開編として教師とのエピソードも)

幼少期より母親のいない家庭で育った著者。
スパルタだった父親から「女の子との思い出をしっかり覚えておけ」と言われた事をきっかけに、些細な言動や行動を記憶に刻むようになったと。
クスッと笑えるこの本ができたのもそれが一因なのだろうか。

登場する女の子(1名男の子)も、一見ただのマドンナやクラスの憧れの存在かと思いきや…青髭が生えていたり水飲み場での飲み方のクセが強かったり。
著者のユニークな文章と女の子に対する着目点が癖になる1冊です。

一部下品な表現もあるので苦手に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、私はとても面白いと感じました。

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2024年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

爪切男『クラスメイトの女子、全員好きでした』は、一見すると自虐的で軽やかな青春回想録のようでありながら、その実、人が他者を想い、他者に受け入れられたいと願う心の本質を、驚くほど誠実に掘り下げた一冊。

語られるのは、未熟さや勘違い、届かなかった感情の数々。しかし本作は、それらを笑い話として消費することを拒み、痛みも恥も含めて「確かにそこにあった感情」として丁寧にすくい上げていく。その姿勢は決して自己卑下に堕することなく、むしろ過去の自分を真正面から肯定しようとする強さを帯びている。

印象的なのは、女子全員を「好きだった」という過剰な言葉の裏に、誰か一人を特別視できなかった不器用さと、世界と誠実に向き合おうとした少年の必死さが透けて見える点。恋愛の成就ではなく、感情を抱いたという事実そのものに価値を見出す視線が、本作に静かな重厚さを与えている。

読み進めるほどに、これは非モテの物語でも失敗談でもなく、「人を好きになるとはどういうことか」「若さとはどれほど不完全で、だからこそ尊いものか」を問い続ける文学的な試みなのだと気づかされる。笑いながら読み、ふと立ち止まり、やがて自分自身の過去を思い返す——そんな読書体験をもたらす。

軽やかな語り口の奥に、時間と後悔と祈りのような感情が幾層にも折り重なった、誠実で温度のある一冊である。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「シルバニアファミリーを燃やす」が一番笑った。
私も彼女たちの一人に加わりたかったと思うほど素敵なラブレターだった。

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2024年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者からのクラスメイトの女子への時を超えた告白集・ラブレター。

好きになった女子との思い出を美化することなくありのままの姿を好きになったというところがすごい。
ありのままの姿と言っても、キレイなものではなく、鼻くそを食べるところとか、嘔吐するところとか、ひげが生えているところとか、ワックスまみれになるところとか、ウソをつくところとか。クラスメイト女子からすると知られたくない過去の姿だと思う。

著者は女子の事をよく憶えているなぁ、と思いました。まえがきに書いていたように、女子の事を「覚えて」いたんだなぁ。

これを女性の視点で読むとどう思うんだろうと思いましたが、解説で女性の作家さんが解説をしていて、ナルホドと納得。

とてもおもしろかった。まえがきからおもしろかった。さらっと読めるテンポの良い文章が良かったです。

爆笑する恐れがあるので読むときは、人がいないところで読む方が良いと思います。

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2024年08月09日

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