【感想・ネタバレ】水たまりで息をするのレビュー

あらすじ

ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津実(いつみ)。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。そして川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津実は、夫の姿を探すが……。女性が主体として生きていくことの難しさを描いた物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

妹から誕生日プレゼントで貰った1冊✩.*˚
「自分の夫だと思って読んで」と言われたので、旦那に置き換えながら読んでみました。


ある日突然お風呂に入らなくなった夫。
はじめは、会社で嫌な処遇を受けていて、後輩にかけられた水がトドメになったのかな?読み進めてくと語られるのかな?って思ってたけど、最後まで特には触れず。


本人は、自分自身が不潔なことに気がついてはいるが、それでも入れない。
自分の夫がもし、そうなったら私はすぐに精神科に受診させるだろう。
主人公の何もしていない感じが私には理解できなくてイラッとしてしまった。


最後は、え!?夫どうなった!?とすごく気になり余韻がすごい。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お風呂に入らない以外旦那さんは穏やかでいい人そうだし、夫婦2人で生きていくという決意のもとの生活、互いに干渉しすぎない生活は一見良さそうに感じる。でも人に迷惑がかかるほどにお風呂に入らない。私なら病院に連れて行ってしまうかもしれない、と思うと衣津実の冷静さが羨ましくも思った。それは私の中に弱さがあるからなのか?
なんでこうなったか、最後どうなったかも語られないけど、それよりもこの生活自体が不思議で奇妙で読んでる側としては夢中になって読んでしまいました。私は高瀬隼子さんの小説が、人間の隠しきれない本当のところが見えるから好きです。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまで普通に働いていた夫が、突然お風呂に入らなくなる話。

高瀬隼子さんは、不快感を描くのが抜群に上手い。夫の汚れていく過程がリアルで、嗅覚が過敏なわたしは文字を読むだけでもちょっと気分が悪くなるほど。

そんな夫を否定せず、寄り添う⾐津実は気長というか、こういう愛情もあるな‥と読み進めていくと、だんだんとそんなきれいでシンプルなものじゃないと気付かされる。

幼い頃に雨上がりの川で拾った魚「台風ちゃん」と彼女の関わり方から見えてくる、彼女の本質が怖い。そしてそれを踏まえた上でラストを読むと、本当に狂っているのはもしかして⾐津実なんじゃないかとすら思ってしまう。

ここからネタバレを含むけれど、⾐津実は愛情深いとか見守る懐の広さがあるとかじゃ全然なくて、ただの無関心なんじゃないだろうかと思ったりした。水道水が嫌だという風呂に入らない夫にミネラルウォーターを買ってきたりするのは、世間体だったり常識的に臭いのはあかんでしょ、という外に向けたパフォーマンスであって、彼女自身は一貫して無関心なようにも思える。

汚い水の中に放っておかれても生きていた台風ちゃんと、夫の姿が重なる。

そして、壊れていく夫を間近で見ながらも「うつ病なんかじゃないでしょ」と見て見ぬ振りをした結果は、台風ちゃんと同じように残酷なものだ。

他の方のレビューを見ていると「台風ちゃんの呪い」とか「夫は台風ちゃんの生まれ変わり」とか面白いものもあるけど、わたしは単純に⾐津実の内面の残酷さを描いたお話だと受け取った。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の旦那が風呂に入らなくなってから物語が少しずつ変化する話。
読み進めていくと風呂に入らない旦那の生活が書かれている大部分であるが何故か読むと止まらなかった。
表現のしかたが良く、飽きずに読破できました。
随所に主人公の回想もあり、読み終えた後の余韻に浸れます。
改めて小説家の凄みを体感した一冊です。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

頭の中を意識した時点で自分にすら嘘をついて少しマシなことを考えていたことに自動的にしているそれが普通なんだと思う。この作品はそういう嘘が限りなく少ない…誤魔化さないからこそ怖い。最後の展開は恐怖体験。風呂の文字がゲシュタルト崩壊しそう笑

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2026年04月30日

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