あらすじ
単身赴任中の父と3か月を過ごすため、高校生の瀬里琉唯は母・妹とともにウクライナに来た。初日の夜から両親は口論を始め、琉唯は見知らぬ国で不安を抱えていた。キエフ郊外の町にある外国人学校にも慣れてきたころロシアによる侵攻が近いとのニュースが流れ、一家は慌ただしく帰国の準備を始める。しかし新型コロナウイルスの影響で一家は自宅から出ることができない。帰国の方法を探るものの情報が足りず、遠くから響く爆撃の音に不安と緊張が高まる。一瞬にして戦場と化したブチャの町で、琉唯は戦争の実態を目の当たりにする。
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Posted by ブクログ
地震で被害の後に、ウクライナへ。
戦争が始まりそうで帰国しようとしたらコロナ感染で帰れず、戦争が始まってしまう。
絶望的な状況になったところで、生き残る行動を重ねていく。
生き残るには幸運や偶然もあったかもしれない。
『生き残る判断、生き残れない行動』という本を読んだことがあるが、戦争では当てはまらないかもしれない。
これは他人事ではない、いつか自分の身や家族に起こりうる可能性がある。
後半は現実世界と小説の世界とを想像しながら、一気に読み進めてしまいました。