あらすじ
大陸の果ての孤島に住み、不老不死の秘術を得たという大魔法使い・シロガネ。世界中の人間が次々と使者を派遣し、その秘術を我が物にしようとしたが、誰一人として達成できなかった。「魔法使いは、留守にしております」の言葉で島を守り続ける青年・クロとアオ。そこへ、ある日記憶を失った少年が流れ着く。ヒマワリと名付けられた少年によって、静かだった島の暮らしは一変、長らく時が止まったようだったクロの心は少しずつ変わっていく。ヒマワリは並々ならぬ魔法の才能を開花させていくが、それはどこかシロガネを思わせるものだった。魔法使いの留守を預かる「家族」の、輝く宝物のような日々を描く上巻!
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Posted by ブクログ
魔法使いは留守にしております
大陸の最果て、小さな島終島で、大魔法使いシロガネの帰りを待つクロとアオ。
そこに記憶喪失の少年、ヒマワリが流れ着き…。
クロとアオが待ち望んでるシロガネの帰還。
3人での島の暮らしが、とても幸せでかけがえのないものだったんだなと思い知らされる。
そこに現れたヒマワリとは…?
続きが気になります
Posted by ブクログ
ヒマワリが偽物だったけどシロガネの存在を知って殺さないとと思ったのはなかなか苛烈だなと思った。
でも何も無い状態で終島に来て、助けてくれた人達はもういない人が大切でずっと待っているんだからシロガネが戻ってきたら自分の居場所が無くなってしまうと思うのかな。
モチヅキは不当な扱いはされなくなるだろうけど、どれくらいもつんだろうか。
シロガネの紋章が本物だとしても迎えが遅かったら疑ってしまうのでは?それともそんなこと関係なく信じれるものなのか。
ミライはシロガネが『永遠』を断ち切った後の世界で生まれたんだろうか。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて購入。ところどころ現代風な言葉遣いが気になるけれど、とても読みやすかったです。
ヒマワリが、クロとアオのもとですくすくと成長する姿はとても微笑ましい…と思いきや、上巻の終わり方が少し不穏!記憶喪失で追われる身のヒマワリの過去に何があったのか、ミライの呟く言葉も意味深で早く続きを読みたいです。
ムカイにセナ、モチヅキにミライ。終島を訪ねて来て滞在する人たちは、みんな温かい心の持ち主でどのキャラクターも好きです。
ミライの過去にリープする能力も、アオが地中に埋まっていた青銅人形なのも、クロが最後の竜であることも、大魔法使いと呼ばれるシロガネも、それぞれの設定もとても好き。早く下巻を読みたい!!
Posted by ブクログ
2024/08/20
すごく面白かった☺︎
本屋で見た時に、帯の文に惹かれて買った
最初は平和すぎるかなって少し思ったけど、キャラを好きになるにつれてどんどん面白くなってた
2章の「呪いを継ぐ者」が特に好き
ヒマワリに対する第一印象と、読んだ後の印象が全然違ったかわいい
最初はクールで大人びた子なのかと思ったけど、読んでいくと甘えん坊で無邪気で年相応な感じがあってかわいい
クロとアオの手を嬉しそうに握ってたり抱きついてたり、毎回すごい嬉しそうにしててほっこりかわいい
Posted by ブクログ
伝説の魔法使いが住むと言われる島に流れ着いた少年と、そこで魔法使いの帰りを待ち続けている男性(実際は青銅人形と竜)2人の話。
どでかい事件は起こらないものの、島の訪問者たちと不可抗力ながら触れ合う中で、予期せず何かが明らかにされていくような感覚があり、ぐいぐいと読み進めてしまう。
ヒマワリが可愛らしく、それでいて不穏。
Posted by ブクログ
一見、小舟で流された少年を拾って
3人で穏やかに暮らそうというお話……。
読んでいくうちに、ほの暗い空気をまとう少年に
気づいてしまった。そうなるとお話は全く違ったものに
見えてくる。彼は誰なのか。この世界の魔法とは?
続きが気になり、買っていなかったことを後悔した。
彼らの名前にも何か意味があるのかと勘ぐってしまう。
世界観は中世ヨーロッパのようなのに、和名。
Posted by ブクログ
いやあ面白い。これは自分の好きなタイプのお話だ。
大魔法使いシロガネが去った島に残る二人の青年の元に記憶喪失の少年が流れ着く所から始まる物語。
二人の青年の正体がいかにもファンタジーらしくて素敵だし、その性格も一人はぶっきらぼうで、もう一人は心配性なのもいいバランス。
そして少年の正体について読者はある時点で気づくけれど、作中の人物たちはまだ(?)気づいていない所も微笑ましくてニヤリとしてしまう。
上巻のラストに結構怖い引きを持ってきたので下巻はどんな展開になるのか。楽しみ。
Posted by ブクログ
とてもわかりやすいことを、とても深く描いている。直球ど真ん中の王道ファンタジー。
世界の果てにある小さな島「終島(はてじま)」。そのには不老不死の魔法を会得した大魔法使いシロガネが住んでいるといわれていた。だが、もう長いこと魔法使いは島を留守にしていた。ある日、記憶を無くした少年が終島に流れ着く。留守を預かるアオとクロは少年にヒマワリと名付け、一緒に暮らし始めるのだが……。
まず、最初にシンプルで大きな謎が提示され、読み手はその謎のヒントを探しながら読むことになる。
それは、「大魔法使いシロガネ」である。
彼はいったいどこにいるのか。本当に不老不死の魔法を手に入れたのか。そもそもシロガネとはいったいどんな人物なのか。アオとクロはどうしてこの島で留守番をしているのか。
また、物語が進むにつれて新たな謎も生まれてくる。かなり早い段階で実はシロガネは死んでいたことが明かされ、息を引き取る際に『かならず、戻ってくるよ』と言い残していたのだ。
そして、ヒマワリにはシロガネと同じクセがある。とくれば、もうなんとなく分かってくる真相があるのだけれど、それはまだこの巻では明かされない。
この巻で描かれるのは、シロガネを訪ねて島へやってくる人たちの切望である。
愛する人の病を治すため。家族の中に居場所を作るため。
それらの人々に関わる中で、クロやアオの秘密も明かされる。そして、シロガネが本当はいったい何を研究していたのか。
小さな物語を積み重ねて、大きな序章が描かれたような読後感でした。
下巻も楽しみに読みたいと思います。