【感想・ネタバレ】はじまりは愛着から 人を信じ、自分を信じる子どもにのレビュー

あらすじ

著者は児童精神科医として半世紀以上も臨床に携わり、子どもたちの健やかな心の成長を願い、見守り続けてきました。「感動と意欲の源泉を育てる」「『いい子』に育てないすすめ」「子どものウソについて」「自立に必要な依存と反抗」など、乳児期から思春期までそれぞれの発達段階で、子育てをする際に心にとめておきたいことを、子どもとその家族に向き合ってきた著者が、その経験を踏まえて読者に語りかけます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なんでだろう。終始泣きそうになりながら読んだ。
私もこんなふうに育ててもらったんだと思うと。

以下は引用です。
「日々の生活のなかで、子どもと一緒に喜び楽しむことを、親自身の喜びにするのです。」
「子どもの喜びのために必要な困難を、日々できるだけ淡々と受けいれることです。」
「「親が望む子ども」に育てるのではなく、「子どもが望んでいる親」になるという気持ちを忘れないこと。」
「自分を信じられる人間は、絶対に怠け者になりません。」
「日々の食事の用意に、お金や時間ではなく、心を遣うことが、どれほど子どもや家庭の精神保健に大切なことか、その心遣いだけで子どもは健全に育つのです」
「相手に向かって、絶対に言ってはいけない言葉の一つは、相手の人格を否定したり、自尊心を傷つけたりしてしまう言葉です。」
「叱るよりも丁寧に言って聞かせる方が、はるかに有意義です。」
「待ってあげる姿勢は、子どもを充分信頼しているという気持ちを伝えることになり、子どもへの愛を子どもにもっともわかりやすく伝えることにもなるのです。」
「大事な原則は、「悪いこと」をしたから叱るのであって、「悪い子」だから叱るのではないということ」
「子どもにかぎらず人間は、自分が他者から愛され、大切にされている存在であると自覚することで、自信や意欲や希望をもって、活動できるようになります。」
「人間は、人間関係のなかにしか、真の喜びを見いだすことができません。」
「子どもたちを一生懸命かわいがって育ててください。どんなときにも愛してください。」

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2025年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐々木正美さんの著書を読むのは4冊目。非常に読みやすく数時間で読み終わりました。

今まで読んできた本と同じようなことが書いてある。
しかし、やっぱり何度読んでも良い。

子供の話をたくさん聞いて、思いっきり抱きしめて、たくさんたくさん愛を与えたくなる。


『母親は最上級の守護神』
この言葉、好きです。ずっとそうでありたい。

『無条件にこどもを愛する』
本当にこれに尽きると思う。言葉や態度ではもちろん表情でも子供を操作しないように最新の注意を払わなくてはと思う。

顔色を伺いながら、本音を言えない様な子…私みたいな子には絶対に育ってほしくない。

だから私も頑張らないと。ちょっとイラッとしても、疲れてても、いつも優しくありたい。

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2021年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもは本来安心できる人にしかおしゃべりできないもの。子供の言うことを何でも頷いて聞くよう心がける。親にとって不都合なことをいっても、それを頭ごなしに否定するような態度をけして取らないように。できるだけ穏やかな表情や言葉遣いで、お母さんはそうは思わない、そういうことは好きではない、と丁寧に伝える。思ったことを素直に話しても叱られたり頭ごなしに否定されないという安心感を持てば自分を信じ人の和に入っていける。
思考力が豊かということはその人が駆使できる言葉が豊富にあるということ。
母親がどのような言葉を話しながら日々生活しているかということが子供の言葉遣いに大きな影響を与える。品のない言葉を覚えてきて家庭で試すことがある。そういうのは軽く諌める程度にして聞き流す。そんな言葉遣いはお母さんは嫌いですよという程度にして、あまりとりあう必要はない。テレビとかでお母さんはあんなお話の仕方が好きに と一言添えるなど。
ゲーム与えてもいい。のめり込みすぎるのは会話不足。会話があればもっと控えるようにといった親の要求が伝えやすくなる。
ものだけでなく心を満たさせてあげる。無理のないやり方でおすすめなのは、食事(夕食)への配慮がささやかな内容やペースで積み重ねられるとすばてのことが好転していく。子供の好きなメニューをたまに出す。
ウソは相手や自分が傷つく、不愉快な想いをするのがイヤだからついてしまうものでウソの根源はむしろ美しい心や気持ちからはじまるもの。精一杯うそをついている。うそをついても強く叱らず、ママにはあなたの嘘がわかってるということをできるだけ穏やかに伝える。嘘を叱らなかったといってますます嘘をつくようになるわけではない。
悪いことをしたときに気持ちよく、ごめんなさいと言える子供に育てることが嘘をつかない子に育てることにつながる。厳しく叱ることがよいしつけにつながるものではない。母親の愛情が穏やかにしっかり伝わるような対応のほうが、こどもの心のうちに叱られるようなことはしないどこうという気持ちが豊かに育つ。自分の気持ちを理解し大切に育ててくれる母親のいうことならきこう、となる。子供が親に何を望んでるか感じ取ろうとすること。また親が自分の気持ちをわかってくれているという手応えや実感をこどもがもつこと。
 非行に走った少年たちの保護者は、子供の自尊心を守るために、自分たちの世間体などを犠牲にするようなことはしなかった(してくれなかった)。と子供たちはいう。
少年院などの矯正施設をでたあと再犯しないと確信できる場合がある→彼らの心のうちに親を許せる気持ちが芽生えているとき
 こどもを叱らない→強い感情で声を荒立てるのではなく、丁寧に言い聞かせるように、だめなことはだめという。けど大人も感情が高ぶっているので自制するのが実践は難しい。だが子供を育てる場合、その自尊心を傷つけるのは最大限の努力をもって避けなくてはならない。それを自分で認識しておけば、普段から叱るときに必要な配慮や手加減ができる。
 親が承知しておかなければならないのは、正しいことだからと言っていくら叱ってもよいかというとそうではない。いいすぎや叱りすぎは、自尊心を傷つける副作用をもたらす。こどもは、信頼して尊敬できる人からしか学べない。
しつけ=自律性。できるだけ穏やかに必要に応じて必要なだけそのときどきに繰り返して教え伝える。大事なのは、教えられた子供が納得し、きちんと自主的に実行するのを待っていてやること。そうなるまで手を貸して助けてやること。できるのを 楽しみにしながら、待ってやる。
成長や発達、あるいはしつけが身につくのを普段からじっと待っていると、それが子供にみにつく。待ってあげる姿勢は、子どもを充分に信頼しているという気持ちを伝えることになり、愛を子どもにもっともわかりやすく伝えることにもなる。
子育てに成功している家族は家族間の人間関係だけではなく近隣など家庭外の人々との人間関係もまた豊か。ささいなことで過度に怒らないようにするには、夫婦、地域、親類、友人、知己との交わりを深めながら生きるのを心がけるのが大切。
 悪いことを叱り、悪い子だと叱らない。自尊心が傷つくとこどもは自己否定的、相手を否定し軽んじたふるまいが多くなり、よい友達が得られない。
もし叱り飛ばしたあとに、しまったと思うことがあれば、時間をあまりあけずに、さっきはごめんねと謝ればいい。こちらが素直に謝れば子供も許してくれて、許す気持ちが生まれれば心の傷も残さない。
腹を立てて叱ったときはクールダウン後に、どうして怒ってしまったのか、反省するのは大事なこと。
親が子供の話をよくきくこと。楽しい話題を豊かな気持ちでたくさん聞くのはもちろんのこと。悲しい思いを抱いて話そうとすることを母親がゆっくりと時間をかけて耳を傾けることのほうが重要。微笑みながら話の腰を折ることなくじっくりきいて一緒に悲しむ。母親ができること。
妬みや嫉み、攻撃などの複雑でマイナスな感情は大人になる段階で学んでいく。まず子供には、喜びや悲しみといった健全な感情から育んでやる。

自分の子供がいじめられたら。いじめは自尊心と自己肯定感を阻害するだけでなくめちゃくちゃに壊してしまう。いじめがなくなるまでその場へは行かないことくらいは当然。その間に勉強が遅れるなどという心配よりいじめられることで失うもののほうが遥かに大きい。
いじめられてることがわかったら、親はその子の自尊心を守ることに最善をつくす。あなたは我が家の大切な宝なんだと、誇張しすぎるくらいしっかり伝える。間違ってもおまえにすこしはいじめられる責任があるとか、要領の悪いふるまいをするからいじめられるんだという対応をしない。
いじめっこの家族は家庭内の人間関係が悪い。直接対峙せず学校などの仲介をはさむ。
児童相談所、保護社会、学童保育に相談。学校休んでも放課後の児童館に通うのも、思いの外よい解決につながる。
自分の力ではどうにもならないと感じたとき、そのことをできるだけ安心して親に訴えたり援助を求めることできるように平素から習慣づける。こどももどんなに幼くてもプライドがあるから、自分の弱みや引け目を自ら表現しようとは思いません。だからこそ親の日頃の態度がとても大切。
家庭とは自分が特別であるところ。ありのままの自分が愛されるところ。食事やおやつ、サイズや色合いを考えられた衣服や履物が買い与えられる

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2018年03月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

乳幼児期からの愛着形成の重要さを、実践を混じえながら示した育児の専門書。
愛着形成については、被虐待児や非行をおこなった児童への支援の場でよく聞く言葉だけれど、本書のように育児全体に関わるものとして捉えるのが確かに必要なことだと思う。

母親の力に重きを置きすぎているのでは、と母親の負担を考えると心配も持ったけれど、親族や隣人、学校など地域の力の重要さも書かれていたから納得できた。

子どもの自己肯定感を育てるために、実際にできることの微力さを感じながらも、子どもの人生・発達を想うことの意味深さ、美しさを感じさせる優しい書籍。

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2018年01月13日

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