【感想・ネタバレ】ケアする対話 この世界を自由にするポリフォニック・ダイアローグのレビュー

あらすじ

ケアを主題とする、4つの珠玉の対話を収めた一冊。
オープンダイアローグや当事者研究、中井久夫をはじめケアと親和性の高い人物への考察など、テーマは多彩にちりばめられる。
医療や対人支援といった専門領域のみならず、ケアの倫理や文学研究など垣根を超えたさまざまな立場の声を巻き込み、対話はひらかれていく。
対話は、完成せず、余白があることに意味があるという。声は双方向から混ざり合いつつも一つに調和せず、ポリフォニック(多声的)に響き合い、新たな価値を生む。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

P149「創造行為自体が症状の等価物であって、発症する代わりに作品を創った」
P178「天才は病んでいると言うよりは、常人以上にタフなレジリエンスを有しているのではないか」
P187「当事者研究は見かけ上はサイエンスという形式で文学をやっていこうという新しいムーブメント」
なるほど…。

0
2024年06月16日

「学術・語学」ランキング