あらすじ
青い波が打ち寄せる浜辺にぽつりと佇む小屋は、料理上手なネコシェフの店。ここに辿り着くのは、仕事や恋愛、子育てなどに悩み「現実から逃げ出したい」と切実に願う人ばかり。マイペースで饒舌なシェフは、旬の魚を使い腕をふるう。ホッキ貝のチャウダー、土鍋で炊いた鯛めし、タルタルたっぷりアジフライ――美味しい料理にほぐれた心の中にある本音に向き合った時、小さな一歩を踏み出せる。疲れた心にそっと寄り添う物語。
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Posted by ブクログ
良かった
私は登場人物それぞれに視点をあてられて話が進むのが大好きなんです
この本は、一話の主人公の周りに絡む人物が次々と主人公になるのが、本当に良かった
猫も良かったし、一人一人救われるのも良かった
Posted by ブクログ
ネコシェフとの出会いで劇的な変化とか問題がぜんぶ解決、みたいなことはないんだけど、それでも背中を押されて少し心が軽くなるような話だった
Posted by ブクログ
みんなそれぞれに、ままならない思いを抱えてるもんだよね。ネコシェフ、いい味出してるなぁ。
専業主婦の女性の母親視点で、娘が専業主婦を選んだことを誇らしく思う描写があったけど、とても生々しいなぁと思った。義両親がちょっとあてこすってくるのも、その逆の心理なのかなぁと思ったり。当の娘はむしろコンプレックス抱えてるのにね。
Posted by ブクログ
猫と人間がいると、どうしても猫が素晴らしいとら思えちゃう。人間はしょうもないことに悩んだり遠慮したり自分を見失いがちだけど、猫はいつもまっすぐ。
Posted by ブクログ
迷ったとき、悩んだとき、答えはちゃんと自分の中に持っている。気付いていないだけ、もしくは、気が付かないふりをしているだけ。
ネコシェフの美味しい魚料理を食べながら、自分の心の声に耳を傾けたい。
Posted by ブクログ
こういう風に猫が出てくる小説を読むのは初めてだったので新鮮でした。ほっこり。以下の一節がすごく好きでした。がんばろ。
"山に植えた木が海に恵みをもたらすには時間がかかる。けど、そうやってあちこちに種を蒔いておくことで、いつか芽が出て結果に繋がるんだ。"
Posted by ブクログ
心が弱っているときにふと現れる、サバトラ柄のネコシェフ。海辺にお店を構えていて、その人の気持ちに寄り添った魚料理を出してくれる。
美味しいもの食べて身体も心も満たされていると、抑え込んでいた自分の本音に気づいたり。
句を読んだり、調理の知識を教えてくれたりと博学なネコシェフですが、お金の代わりにネコらしいものを要求したりして、ネコの可愛らしさも味わえる一冊でした。
標野先生の本は喫茶ドードーシリーズや伝言猫シリーズも大好きですが、ネコシェフはエピソードと登場人物のあっさり感があり、個人的にはちょっと物足りない感じがしたので、☆は3つです。