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Posted by ブクログ
コロナに翻弄されたバンドマンたちのその後。
・うたわない 古井絹枝
・うたう 鳥などがさえずる 伊勢航治郎 G
・うたう 明確に主張する 堀岡知哉 B
・うたう 詩歌をつくる 永田正道 D
・うたう 音楽的に発声する 古井絹枝 V
大学で結成したバンド「カニザノビー」。
コンテストにも入賞し、プロを目指すところまで行くも、コロナの影響でバラバラに。
それぞれが育ってきた生い立ちも交えながら、音楽への姿勢や、人生の歩き方を模索する。
とくに古井絹枝は、母と音楽で衝突したまま、死別したこともあり、母への感謝の思い、音楽への新たな向き合い方が印象的。
カニザノビーが出てくるところが、ファンとしてはくすぐられる。
Posted by ブクログ
個人的には5つ星でも良いのだけど、
誰かにお勧めしたいか?と聞かれたら、
お勧めできる良さではないと思ったので、星4つ。
最後で絹枝ちゃんの夢がどんどん膨らんでいく場面が良かった。
無理にポジティブになろうとか、
ポジティブに考えようとかそういう感じではなく、
突然、グングンイメージが広がって、
やりたい事がどんどん出て来て楽しくなる瞬間って
私にも稀にあるのだけど、その感じが小説のラストの方で描かれていて、読んでいるこちらまで
気分が高揚した。
著者の小野寺さんはきっと、(葉)という感じが好き。
小野寺さんの作品、カニザノビーのタイトル変わっちゃったのが、
大分残念だったのか、バンド名がカニザノビーだった。
そして、そのバンド名の由来にカニザノビーが関係してて微笑ましかった。