【感想・ネタバレ】やっぱり犬は知っているのレビュー

あらすじ

かわいい、かしこい、みんな大好き! 大人気のスーパー捜査犬が帰ってきた。
警察病院で働くファシリティドッグのピーボ(ゴールデンレトリバー・七歳オス)が余命わずかの犯罪者の秘密を聞き出し、事件を解決する。総務部の須脇警視正の特命を受けた笠門巡査部長のもとで、猟奇殺人犯と対峙し、万引き犯を見分け、連続放火の謎を解き明かす。犬が主役の大ヒット警察小説『犬は知っている』の第二弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 大反響の第一弾と帯にはあるが、さてどの程度だったのだろう。やっぱり犬のイラストが目立つ、大倉崇裕さんのシリーズ続編である。

 最初の第一話だけ、100p超とやや長い。元暴力団員で、人生のほとんどを刑務所で過ごしてきたという相手だが、わざと痛み止めの投与量を減らすというのはさすがに人道を外れている。そこまでして笠門が得られた情報は…例によってこれだけ。

 あまりにも手際のよい殺し屋。2時間ドラマの如くスピーディーな展開の末に、明らかになった犯人とは。ピーボの反応を信じ、突き進む笠門。少々ご都合主義な感はあるものの、このコンビの絶対的信頼関係を示すエピソードと言える。

 その他3編は概ね50p程度。第二話。男が口にしたのは、海外逃亡した重要指名手配犯の名前。成り行き上、ある万引き犯を張っていた結果、明らかになった事実とは。これを一件落着と見るか、失態と見るか。処理は笠門の仕事ではない。

 第三話。大火傷を負った男は、一言残して息絶えた。どうやら連続放火犯らしいが。土地にまつわる呪いだの、何やらオカルトっぽい展開かと思いきや、結局は人間の欲望の結果だったわけで…。手柄は持っていかれる笠門であった。

 第四話。警視庁内に、笠門たちを快く思わない者は少なくないが、実績を残しているのは確かである。すると、こういうケースも起こり得るのだろう。某ロングラン警察ドラマにでもありそうな、やや込み入った展開。危うし、相○…。

 4編とも十分に長編化できそうなネタばかりだが、前作よりも笠門の活躍が目立つ。ピーボのパートナーは笠門でなければ務まらないだろうが、捜査一課でも十分にやっていけるのでは。笠門自身に、あまり上昇志向はなさそうだが。

 このシリーズでは脇役のいずみだが、今回も貢献は大きい。笠門は知らない『一日署長』の任務についても、続編が読みたい。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
犬だけが知っていた
犬が気づく
犬が祓う
犬が守る

ファシリティドッグのピーボとそのハンドラー・笠門巡査部長のバディが事件を解決する連作短編集第2作。
協力者は『一日署長』の五十嵐巡査。
『問題物件』の若宮恵美子と犬頭らしき人も登場するし、警視庁総務部動植物管理係にも触れられている。
同一世界線のシリーズ物を複数もっている著者は、作品でこういう遊びができるから楽しい。

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2026年03月02日

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