あらすじ
公爵家の子息クライスは現代日本から物語の世界に転生するが、その記憶が蘇ったのはラスボスの配下として断罪され、死に戻った後だった。二周目の人生では自身を虐げていた家族への復讐を誓うが、物語のラスボスとなる美貌の王ジークフリートと出会い、死なせてはいけないという思いに駆られる。そんな中、クライスの誕生会が開催され、物語の主人公である弟をはじめ主要登場人物が一堂に会する。クライスを心から案じるジークフリートの助力もあり、弟を撃退することに成功し、無事に物語の筋書きから外れたと思われたが…?
【電子特別版】佐倉温先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録! ジークフリート視点でおくる本編終了後の一幕とは…?
感情タグBEST3
匿名
流行り物の王道な感じかと思いましたが、物語の筋がしっかりしていて、なかなか思い通りにいかないところもハラハラドキドキで一気読みしてしまいました!
面白かったです!
そういうことだったのか!と最後の最後まで気を抜けません。
途中、主人公が弟たちに対してやり返しているのはスカっとしましたが、
その直後のあの展開・・・。
ベッドシーンは要らないのでは?と思ったぐらい物語の展開に引き込まれました。
最後まで展開が読めなくておもしろかったです。ジークフリートとクライスがお互いに強く想い合うところに感動しました。クロードとジルは悪いことをしたので仕方ないですが少し切なく感じました。罪をつぐなった後にクロードとジルが2人幸せに暮らしていることを願います。
転生ものでここまで面白かったのは久しぶりです。ただの転生ではなかったのですね。クラウスとジークフリード2人の執念でした。そこに教授の合いの手がいい感じに入るので重くなりすぎず、でも想いは伝わりました。
切なかった
運命に抗おうと孤軍奮闘する主人公に共感します。中弛みせず、最後までドキドキハラハラしながら読めます。読み応えバッチリです。
Posted by ブクログ
総じてよくできたお話でした。
さすが、デビュー作じゃないだけあるぜ!って感じで。
タイトルに偽りなく、長編に相応しい展開と設定。とても好感が持てたね。
惜しむらくは、序盤の件がうだうだしていてしんどかったかなー。
これは、設定が〜とかじゃなくて、ただただ主人公のキャラがしんどかっただけなのだと思うけれど。なんとも女々しい?極度のネガティブ思考がしんどかったっていうね。